昨夜の円安を受けて一斉に株高に。特にユーロが上がるということで、中国も巻き込んで世界的に株高に向かっているようだ。
で、昨夜メモしなかったが、このユーロ高の元はECB銀行がスペイン中短期国債を無制限に購入すると宣言したかららしい。ギリシャへの支援とは違うことをアピールしたかったらしい。
それにしても、円安も株高も劇的上昇。
8700円台の窓を空けて8800円台に。さらに、8850円前後で売買が続いた後の引け際の高値更新。
75日移動線を飛び越え、25日移動線やそのすぐ上の小さなマドで頭打ち、となった。
picsは、当然全面上げ。リアルでもリカクできるものが増えていく。上げないものは、円安が関係しない銘柄。他に、海運などの悪材料株も。
で、その為替の午後6時半時点のレート
ドル 78.9円前後で膠着 ユーロ 引け後に100円台に乗せたが高止まりかも
その他通貨 全て円安だが、引け後にスイスフランが売られてフラン円が円高に。このことは、いかに温存していた資金がリスク市場に出回ろうとしているかを示している。スペイン国債も利率は下がり価格は急騰している。ユーロ圏の景気回復への期待感が高まる・・・。
さて、その他
今週は、本日の動きを見極めるための下げだったのかも知れない。
欧州危機継続に日本の政局不安定が加わり、円レートを変えずにリスクを減らすために株価が下がった、というところか。主観的結果論であり、株価が勝手に動いたのではないのだが、そんな動きだった。
欧州危機はまだ続いているし、アメリカ大統領選の行方も確定していない。日本の首相候補は乱立から選別に入っただけだし、シリアの混戦は深まり、日本領土に関する件も解決への道筋が確定していない。
TPPもハイテク飛行機問題も解決していない。原発0への道筋が茨の道だとまだ国民は理解していない。
深読みすれば、リーマン○○以来の経済戦略転換はまだ道半ばということになるかも知れない。
ということで、来週の憶測は、悲観的に見ると8800円台キープの材料がでてくるかどうかで、下げないですむかが決まる。この段階では、ドル90円前後・ユーロ100円台確定となるとか位では、好材料とは言えないだろう。株高が円高を招く懸念が払拭できないからだ。