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川崎重工を捜索 陸自ヘリ不正納入
陸上自衛隊のヘリコプターをめぐる不正納入疑惑で、東京地検特捜部が4日、ヘリの製造・開発を手掛ける川崎重工業を捜索していたことが、同社への取材で分かった。同社は次期多用途ヘリ「UH―X」の開発を防衛省から受注しており、特捜部は受注をめぐり不正があった可能性があるとみて捜査している。
次期多用途ヘリは、隊員や物資の輸送などに使われる予定。川崎重工業のほか富士重工業も手を挙げたが、防衛省は両社の技術提案書を比較するなどして発注先を川崎重工業に決めた。
今年3月、基本設計費だけで35億円の契約を締結。130機ある現行機の後継機として、1機あたり10億円程度で量産される見通しで、総事業費は数千億円に上るとみられる。
防衛省の捜索先は、ヘリや戦車など装備品の調達業務を担当する装備施設本部と、装備品の研究や開発を担う技術研究本部。特捜部は競売入札妨害や官製談合などの疑いがあるとみて、同省やメーカーの担当者から事情聴取を進める。
川崎重工業広報部は取材に「捜査には全面協力しているが、捜査中なので詳細はコメントできない」としている。
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