麻薬に似た幻覚作用などがある脱法ドラッグの規制を強化するため厚生労働省は国内での流通が確認されていない５つの薬物を含む１７の薬物について、製造や販売などを禁止する薬物に新たに指定しました。
薬事・食品衛生審議会の部会で、医療用以外に製造、販売することが罰則付きで禁止される「指定薬物」に新たに指定されることになったのは１７種類の薬物です。このうち、５種類についてはヨーロッパでの流通が確認されているものの、国内での流通は確認されておらず、国内に流通していない薬物が「指定薬物」になるのは初めてです。これで「指定薬物」の数は９０種類に増加します。
また、化学構造が似ている薬物を一括で禁止する「包括指定」については、年明けにも実施できるよう検討を急ぐということです。（30日20:24）
