ヨッシーさんのブログ
ブログ
個人投資家はなぜ休まないのか。。。
今年に入っての日本市場は誰の目からみても、お世辞にも好調とは言いがたいでしょう。今まで下げ続け、これからも下げ続ける可能性が強いとみている個人投資家も多いことと思います。
相場では買い、売り、休みがありますが、個人投資家はなかなか休みという選択をしません。相場が不安定でどっちに転がるか分からない恐怖感がありながらもです。不安があれば休めばいいものをついポジションを取ってしまいます。何故なのでしょうか。
私は3つの理由が考えられると思います。
第一に完全なトレード中毒になっているということです。相場には否定する方もあるかもしれませんが、パチンコや競輪・競馬に共通するワクワク感、ドキドキ感、スリルがあります。これらに一度嵌ってしまうと自ら抜け出すのは容易なことではありません。大きな損失を出して痛い目を見てはじめてトレード中毒から脱却したいと思う人がほとんどです。
第二に持たざるリスクを負いたくないという心理が働いているということです。下落局面で底を探る展開でなるべく大底で買いたい、でももしも今日買わないで明日から上げてしまったらどうしようという気持ちが不安より勝ってポジションを取ってしまうのでしょう。売り方さんは逆に今日売っておかないと明日は大暴落で売りそびれてしまうかもしれないという気持ちが強いのだと思います。
第三にブログや日記の存在が挙げられます。投資関係のブログを書いていたり、みんかぶなどの日記を毎日書く人はとても多いです。本来はトレードの状況や結果を書くのでしょうが、トレードを休んでいると書くことが無くなってしまうので、ついトレードをしてしまうという人もいると思います。
私は相場を長く続けるには絶対に休みは必要だと思っています。休んで冷静に相場を見ることは大事なことですし、休まないと冷静に相場が見れないということも事実としてあると思います。ただ、ポジションをとったまま売買をしないで過ごすというのは休んでいるとは言えません。それは塩漬け以外の何ものでもない可能性が極めて高いからです。私がいう休みというのは完全にノーポジで相場から離れることです。
最初のうちは相場を休むのは勇気が要りますし、不安もあると思います。でも、一度休みの重要性を知れば、あとはいつでも休むことが出来るようになると思います。
今の相場に不安を感じている人、先行きの見通しが予測できない人は是非一度相場を休んでみることをお奨めします。
私の場合、毎月第2金曜日(満期日)から次月の第2金曜日までが5週間ある場合、最初の1週間を休むことにしています。
ノーポジですと、かえって相場がよく見えのではないかと感じることがあり、有益だと思っています。
daikonさんのようにきちんとトレードスタイルを確立されている方は相場に流されませんよね。本当にノーポジだと嘘のように相場が冷静に見れますからね。不思議とポジをとると相場の見方が偏ってしまいます。その辺はシノちさんの日記にもありましたが、確認バイアスというものなんでしょうね。
シノっちさんの日記
http://minkabu.jp/blog/show/46483
やっぱり時には冷静にならないと相場は上手くいきませんね。ノーポジのときの冷静な判断は本当に有益だと思います。
3つのポイントとも人間の心理的要因からくるものですね。
動と静のメリハリ、大切なことですね。
春先からの方向性を考え直そうかと思います。
相場はやる人間の気持ち次第で同じ局面でも勝ったり負けたりします。冷静さとメリハリの効いた行動をいかに取れるかが勝負の分かれ目になるのだと思います。
休まずにトレードし続けるのも決して悪いとは言いませんが、間に休みを入れることによって心理的負担は相当軽減されますし相場がよく見えてきますからその効果が絶大だと思っています。
仕事に疲れ、生活に疲れ、そして相場に疲れるのでは心も体ももちませんからね。休養は大事なことだと思います。