※本資料の利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
●みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●今月3月29日(土)14時より、緊急セミナーと題して、「投資脳のつくり方~いまこのタイミングで何を知り、何を考えなければならないのか~」を開催したいと思います。
詳細は下記をご参照ください。先着100名さま無料ご招待させていただきたいと思います。
残席、わずかです。
会場でお会いできること、楽しみにしています。この苦しい時期を一緒に乗り越えましょう。ふるってご参加ください。
※セミナーお申し込みはこちらからお願いいたします。
>>http://www.terunobu-kinoshita.com/seminar/seminar.html
●それでは、本日も、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
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□本日の目次
■経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース
■編集後記
■テキストはこちらから
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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※※おかげさまで22,161名!のみなさまにお読みいただいています※※
☆雑誌「マネージャパン」ホームページもぜひご覧ください!
>>http://www.sscom.co.jp/money/
2008年3月19日(水)本日お伝えする内容はこちら!
1.日銀人事、田波総裁参院否決へ
2.底入れはまだ先?
3.リコーが新中期計画
>>http://www.terunobu-kinoshita.com/20080319-toushinou.pdf
●個別銘柄をより深く知りたい方にはこちら
プレミアムメールマガジン「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」
※ご興味ある方は、下記までご連絡ください。魅力ある銘柄を探し出すためのファンドマネジャーのノウハウを、細大漏らさずお伝えしている「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」のエッセンス部分をお伝えさせていただきます。【プレミアムメールマガジン問い合わせ080319】というタイトルでお送りください。
>>toiawase@terunobu-kinoshita.com
( 資料作成:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■編集後記
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●きのしたデー
今日は、なぜか「きのした」づいている日でした。
ある出版社の社長とミーティングがあったのですが、社長の名前は「きのした」社長。
夜は、食事を取りながらミーティングがあったのですが、場所は「鉄板焼きのした」。
こういう日もあるもんです。
ご意見・ご感想は【日記のコメント欄】にお気軽にどうぞ!
( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■本文テキストはこちらから!
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1.日銀人事、田波総裁参院否決へ
●民主党は日銀総裁に田波氏を起用することに不同意を決定
●野党が多数を握る参院で総裁案は否決
●20日以降は日銀総裁が空席という異例の事態となる
国会は19日、衆参両院本会議を開き、同日に任期満了となる福井俊彦総裁らの後任の人事案を採決する。政府は18日、総裁に元大蔵事務次官の田波耕治国際協力銀行総裁、副総裁に西村清彦日銀審議委員を充てる新たな案を提示したが、民主党は田波氏への不同意を決定した。野党が多数を握る参院で総裁案は否決され、20日以降は日銀総裁が空席という異例の事態となる。
鳩山由紀夫民主党幹事長は、田波総裁案への反対理由について記者団に「必ずしも国際金融に詳しくない人が仕事ができるのか。財務省にとっては究極の天下り先だ」と語った。私は当メールマガジンで、日銀総裁が政争の道具になることがないよう、下記のように書いた。
●日銀総裁の舵取りは、サブプライムローン問題で揺れる各国の中央銀行との関係も含め非常に重要な懸案だ。もちろん、投資家は固唾を呑んでみている。バーナンキ議長のように引き継いだばかりのときはネガティブに捉えられることが多い。世界の荒波を乗り切るだけの世界に通用するビジネスエリートが就任することを切に願う。間違っても政争の道具にはしないで欲しい。世界は今やそんな場合ではない。(2月8日付)
結果は政争の道具にされてしまった。日本市場が外国人投資家からますます偏見の目で見られてしまうことになる。残念なことだ。総裁空席という異例の事態が早く打開されることを望む。
2.底入れはまだ先?
●日経平均はまだ企業業績の悪化を織り込みきっていない
●東海東京調査センターの隅谷俊夫投資調査部長は結論づける
●データが示すのは減益中の上昇は無理ということ
東海東京調査センターの隅谷俊夫投資調査部長は、「日経平均はまだ企業業績の悪化を織り込みきっていない」と結論づけたという。隅谷氏によれば、ここ10年の法人企業統計の全産業の経常利益と日経平均株価を比較したところ、うち減益局面は二回あり、株価が上昇に転じたのはどちらも業績が前年同期比で増益となってからだったというのだ。
これは感覚として分かる。私は当メールマガジンでも4月から5月にかけて発表される企業の業績発表シーズンに、来期業績が減益になる企業が多くなることを昨年秋から指摘してきた。そして、そのため、夏ごろまでは、株価は上昇するとしても一時期的なものである、という仮説を持っていた。水準こそ、私が予想していた14,000円台を大きく割り込むことになったことは反省すべき点だが、方向性として考え方に変わりはない。何度かお伝えした通りだ。
では、勝負はどのタイミングか。やはり夏から秋にかけてということになるだろう。これは米国株の状況にも関連してくる。米国でも、来期の企業業績は厳しいものになるだろう。
しかし、GMなど巨額赤字を計上した企業は、リストラを経て来期以降、逆に増益になる企業も出てくる。こうしたポジティブな動きが顕在化すれば、今年後半から株価も上昇基調になる可能性はある。そのとき、日本株も例外ではない。
3.リコーが新中期計画
●リコーは3ヵ年の新たな中期計画を発表した
●高い目標を掲げた前計画の目標が達成できない見通しに
●売上よりも営業利益重視への転換をめざす
リコーは18日、2008年度から3ヵ年の新たな中期経営計画を発表した。成長重視で高い目標を掲げた前計画の目標が達成できない見通しとなった現状を踏まえ、売上高よりも営業利益を重視する「筋肉質経営」への転換を掲げた。
なかでも、07年度見通しで8.4%と同業他社に劣る営業利益率を最低10%に改善する目標を示す一方で、不採算事業の整理も視野に入れていくことを発表した。
新計画では、10年度の連結売上高を07年度の見込みに比べ11%増の2兆5,000億円と見込む。連結営業利益は同33%増の2,500億円。
複写機メーカー各社の株価は、下落がきつい。なかでも、リコーは稼ぎ頭の北米で一過性の要因とはいえ販売網の混乱が響き収益が落ち込むことが嫌気されている。おりしも急激な円高も遅い、株式市場も同社に高い評価を与えているとはいえない。
では、新中期計画を見てどうか。これは現時点では判断が分かれる。年初にリコーは直接訪問済みだが、改めて同業のコニカミノルタ、キヤノン等との比較、海外勢との比較も含めて考える必要はあると思う。
◇発行人/編集人
木下晃伸(きのしたてるのぶ) (社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
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