魚釣島の奈良原岳(362m)の山頂付近に翻る2つの日の丸旗。いったい誰がやったのか?
発作的飛び込み上陸を敢行した10人の日本人はわずか2時間程度の滞在でしかなかった。とてもこの時間内に崖をよじ上り、密林の道なき道を踏破し山頂にいたることは不可能だ。
実はひとりの48歳になる日本人が前夜未明、密かに舟から単独脱出し漆黒の闇のなかを泳ぎ島にたどり着き、星明かりを頼りに崖を制覇しジャングルを抜けていたのだ。この痛快なる男は海上自衛隊の元2佐、テロ制圧などの特殊部隊で小隊長だった。無為無策の政府に抗議するための決死行だった。旗を掲げた後、帰路は何食わぬ顔で他の上陸者たちと合流していたのだった。
詳しくは来週発売の週刊ポストグラビアで紹介される予定。