沖縄電力を除く9電力管内で、7月から8月23日までの間に記録した最大電力需要が、猛暑だった2010年夏のピークと比べて約8~16%減少したことが23日、分かった。家庭や企業の節電効果が大きく、大規模な発電所のトラブルなどがなければ、関西電力管内など4地域で準備している今夏の計画停電は回避できる見通しとなった。
需給が最も厳しいとみられていた関西での最大電力は8月3日の2682万キロワットで、10年比で約13%減った。気温の影響を除いた実質的な比較では、17日までの需要が約11%減少し、節電目標の10%を達成した。