中国人への観光ビザ発給簡素化、内相が難色―英国

DRAGON'さん
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 どうやら日本よりイギリスの人間の方が良く分かっているじゃないか。

 http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63883&type=

 ”2012年8月17日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトによると、英国のテレサ・メイ内相は中国人観光客に対する英国ビザ発給の簡素化計画について懸念を示した。英国の国家安全に脅威をもたらし、中国の犯罪者や政治的亡命者を英国に入れる可能性があると指摘した。

 

 ハント文化相はこのほど、中国人観光客に重点を置いた英国観光業の新戦略を打ち出した。ビザの審査が厳しく取得料が高すぎることで、多くの観光客が他国に流れることを憂慮したためだ。英紙デイリー・テレグラフによると、中国人観光客が英国のビザを取得するには、事細かく申請書に書き込み、何度も英国大使館に足を運ばなければならない。申請料も高く、スペインの55ポンド(約6900円)に対し、英国は100ポンド(約1万2500円)となっている。

 

 また、フランス、ドイツ、イタリアなど欧州の多くの国はシェンゲン協定に加盟しているため、シェンゲンビザを取得すれば加盟国間を自由に往来できるが、英国は加盟していないため単独でビザを取得する必要があり、これも旅行先に英国を選ばない理由のひとつとなっている。

 

 ビザ発給を簡素化できれば、2015年までに英国を訪れる中国人観光客は2倍になり、5億ポンド(約600億円)の消費増、1万4000の雇用機会を創出できるとハント文化相は指摘する。英国政府の統計データによれば、中国人観光客は英国での滞在中に平均1700ポンド(約20万円)を消費し、その額は一般的な観光客の3倍に上る。この計画は財務省のオズボーン大臣やビジネス・イノベーション・職業技能省のケーブル大臣の支持も得られている。

 

 しかし、メイ内相の個人秘書が明かした手紙によると、メイ内相は欧州のビザ審査は英国の審査水準に達しておらず、英国ビザの規制は市民の安全を守る手段だと考えているという。現在、英国では400人もの中国人犯罪者が送還待ちとなっており、2011年には1000人もの中国人が亡命申請を行った。”

 産業スパイ騒ぎ(まぁ日本の場合は本当に大使館員がスパイだったけど)とか、観光ビザで来て、そのまま帰らない不法入国者、統計でみた国別の外国人犯罪者を考えると、この考えは妥当かと。

 百歩譲っても所得制限を下げて行っている日本の方がおかしいでしょう。下げれば下げるほど基本的には身元が不確かな人間が増える訳ですからね。

 やはり政策を考える人は金勘定だけで無く、こう言ったリスクも考えて欲しいですね。

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