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ECBへのユーロ圏主要銀の監督権限付与を9月11日提案へ

UPDATE1: 欧州委、ECBへのユーロ圏主要銀の監督権限付与を9月11日提案へ=独紙

[ベルリン 17日 ロイター] 17日付の独経済紙ハンデルスブラットは関係筋の話として、欧州委員会が9月11日に、欧州中央銀行(ECB)にユーロ圏の主要銀行全ての監督権限を付与する構想を提案すると報じた。

 記事によると、同案では、監督対象をユーロ圏大手25行のみとすることを希望するドイツの意向に反し、同国の貯蓄銀行(Sparkassen)や協同組合銀行(Genossenschaftsbanken)も対象に含まれる


 日々の銀行運営については各国当局が監督し、ECBは「危険なリスク」があると判断した場合に限って介入するとしている。


 また、ユーロ圏外ではこれまで通り、各国当局が国内行の監督を担当する。


 


 欧州連合(EU)首脳らは6月末、ユーロ圏救済基金が各国政府を通じることなく直接銀行に資本注入できるようにするため、欧州に単一の銀行監督機関を置くことで合意していた。


 EUは銀行監督の一元化により、銀行と政府間の負の連鎖を断ち切ることを目指す。


 


 同提案の策定を担当した欧州委のバルニエ委員(域内市場・サービス担当)の報道官は、ECBがどのように各国の規制当局や欧州銀行監督機構(EBA)と協力していくかをめぐっていまだ詰めが必要であるほか、ECBに付与する監督権限を主要行だけでなく、すべての銀行に拡大することが必要となる可能性があると述べた。


 報道官は定例会見で「主要行およびシステミックな銀行の特定は難しい。そのため、銀行同盟のもと、監督がすべての銀行に行き届くことを確実にする必要がある」と語った。


 さらに「ECBが中心的役割を果たす必要がある。EBAも数多くの案件において単一市場の結束・一貫性(を確実にする)という点で重要な役割を維持していく。欧州委は現在、これをどのようにECBの新たな役割と関連付けていくか熟慮している」と述べた。


 


 また、関係筋によると、欧州委はユーロ非加盟国がどのように銀行同盟


に参加していくか、ECBによる保険会社の監督とEU基本条約との兼ね合いについて見極めているという。

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