安値も高値も切り上がる上昇トレンドを形成中

優利加さん
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昨日の米国株は大幅続伸した(DJIA +85.33 @13,250.11, NASDAQ +31.46 @3,062.39)。これを受けて本日の日本株全般も続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,074に対して、下落銘柄数は426となった。騰落レシオは110.19%へ急上昇した。しかし、東証1部の売買代金は9,629億円と1兆円を割り込んだままであり、相場が上昇していても盛り上がりに欠ける。ただ、ここ1週間ほど円高から円安方向へ為替が動いていることを好感しているのは確かだ。

パナソニック、ソニー、シャープは共通して業績不振であり、その主因はテレビ事業の不振である。3社の中で一番体力の弱いシャープは遂に事業を切り売りするまで窮地に追い込まれた。他の2社も安泰ではない。そう遠くない将来、日本の全メーカーがテレビ生産から撤退する可能性も十分考えられる。そんなバカなと思っている読者も多いと思うが、環境変化に上手く対応できない企業は自然淘汰されることは歴史が証明している。

「最も強い種や最も賢い種が生き残るのではなく、最も変化に順応できる種が生き残るのである。」
チャールズ・ダーウィン

TOPIXも日経平均も続伸して7月4日高値を上抜けてきた。これで安値も高値も切り上がる上昇トレンドを形成中と見ることができる。6月4日安値に対して7月25日安値が切り上がっており、この2点を結んだ上昇トレンドラインを割り込まない限り、上昇トレンド継続中と判断できる。

TOPIX +6 @765
日経平均 +70 @9,162円

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