福祉増大、社会保障充実を求めれば、増税規模は自ずと大きくなります。
福祉、社会保障の元手は全て税金(年金支払い含む)だから。
福祉、社会保障とは、自分たちのお金を、自分たちに戻しているに過ぎないのです。
ただ、戻すだけならば損はないが、お役所を迂回して戻すのだから、そこからはお役人の人件費、運営費、施設費、公務員宿舎費が差し引かれる。
福祉、社会保障は必ず損をすることになっているのです。
そこを誤魔化すために、再分配という言葉が使われます。
金持ちから沢山取って、貧乏人に沢山返すのだと、言うわけです。
しかし、働き者ならば金持ちになってしまうし、働きが少なくなれば貧乏になるのは世の定め。
金持ちから沢山取って、貧乏人に配る、ということは、働き者から奪って怠け者に配るのと同じこと。
これでは皆、怠け者になったほうが得です。
働き者が少なくなるので、社会全体が損をすることになる。
つまり、福祉、社会保障ではどう転んでも国民は損をするのです。
得をするのは、増税でお金が沢山流れ込むお役所・政治家だけです。
増税で溢れたお金がどう使われるかを、国民が子細にチェックする手段はないので、増税=利権拡大になってしまうのです。
必ず、抜け道が出来るのです。
つまり、福祉拡大・社会保障充実=増税規模拡大(もしくは国の借金増大)=お役所・政治家の利権拡大=国民の損失拡大、となるのです。
例え、善意で出発しても、チェック不能な以上、必ずそうなります。
実際、過去何十年、何百年の歴史がそれを証明してます。
税金はいいことにも使われるが、一定割合は必ず不正に回り、増税すれば、確実に不正(利権)に回せる金額は増えるのです。
結局、自分で賄えるものも社会保障で何とかしようとすれば、その分、増税規模は膨らみ、お役所・政治家の利権も膨らみ、余計な税金を払うはめになるのです。
だから、福祉・社会保障はホントに必要なものに絞ったほうが良いです。
老若問わず、ホントにお金がないときに、医療・介護援助や衣食住の現物支給をするだけに抑えれば良いのです(現金支給は不正受給の温床になります)。
で、その分、極力、減税を進めれば良いのです。
減税=お役所・政治家の利権縮小=国民の利益増大です。
増税するか、減税するかは、利権派が勝つか、まとも派が勝つかの争い。
国民の年間総稼ぎ(GDP)の50%以上をお役所が使っている日本は、明らかに税金(年金支払い)を取りすぎなのです。
それをお役所に任せますか?