株式投資を始める方は若い方よりも団塊世代の方が多いです。
金銭的に余裕が出てきたり、退職金などまとまったお金を運用
しようと考える人が多いからです。
それでも私は投資をする場合、少額投資からスタートさせた
ほうが結果は良くなると思っています。
その理由ですが、大きく分けて2つあります。
1つめは、株価の動きがわからないこと、投資経験を
重ねる上でも、じっくり勉強する期間が必要だからです。
どの人も今が最適だと思って投資をスタートさせ、株を
購入するのですが、それでも負けるのが株式投資です。
理想と現実の違いを学ぶこと、資産が目減りする恐怖を
体感して、そこから投資の実態を学ぶわけです。
その時に資産の大半を一気に注ぎ込んでいたら、読み間違えた
ときの損失額を取り返すのに膨大な時間がかかるのです。
それどころか投資資産を取り返せないまま終えてしまう人も
いるでしょう。
後悔し、株は危険なものとして結論づけてしまいます。
そうならないためにも、一度で勝とうとはせず、最初は少額
投資でスタートして、負けても学び続け、追加投資ができる
余力を十分に残しておきましょう。
すぐに勝てるほど、投資の世界は甘くありません。
次に2つめが株式投資は経験と運用期間が増えれば増える
ほど運用リターンは良くなっていくからです。
これには投資先選びも重要になりますが、株価が上がる会社と
下がる会社の見分け方が経験値を増やすほど理解できるように
なります。
株式投資もスポーツや勉強と同じように、努力や経験を積む
ことで上手になるのです。
そのため余裕資金を一気に投入し、大失敗して終えるより
失敗しながらでも上達していけるまで資金は余裕を持たせて
おきましょう。
逆に最も株式投資に適さないと思う人がギャンブラータイプと
短気な人です。
株は自分の思い通りにならない場合のほうが多いです。
この点をしっかり理解して、取り組むべきです。