●みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●それでは、本日も、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
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□本日の目次
■経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース
■編集後記
■テキストはこちらから
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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※※おかげさまで22,019名!のみなさまにお読みいただいています※※
☆雑誌「マネージャパン」ホームページもぜひご覧ください!
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2008年3月17日(月)本日お伝えする内容はこちら!
1.インド、消費ブーム変調
2.それでもニッポンを買う
3.異質な世界の本も読む
>>http://www.terunobu-kinoshita.com/20080317-toushinou.pdf
●アメーバオフィシャルブログ「テルノブログ」が開始、インド特集が人気です!
>>http://ameblo.jp/terunobu-kinoshita/
( 資料作成:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■編集後記
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●2007年
今年は昨年よりも厳しい年になる-
分かっていたことですが、これだけの急激な下落に見舞われると、戦闘意欲を失う投資家も多く出てくると思います。
一瞬の輝きを享受するために、長い期間苦しい思いをするのが投資です。
一喜一憂してはいけない、というのは机上の空論。株価が下がれば腹が立ちます。
喜怒哀楽をハッキリさせ、自分自身の予測が間違えた点、正しかった点、今一度振り返る機会だと考えています。
ここで気づいたことが、後からリターンになって必ず帰ってきます。
投資はその繰り返しということを、10年かけて気づきました。
※※ご意見、ご感想は、【日記のコメント欄】にお気軽にお寄せください。
( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■本文テキストはこちらから!
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1.インド、消費ブーム変調
●インドの経済成長を牽引してきた消費に変調の兆し
●政府の高金利政策がじわじわと効いている
●内外投資家も弱気姿勢に転じつつあり、成長減速を懸念する声も
インドの経済成長を牽引してきた消費に変調の兆しが出てきた。印自動車工業会(SIAM)が10日発表した07年4月〜08年2月の乗用車販売台数は前年同期比12.3%増の138万台。ただし、同20%増の06年4月〜07年3月から急減速したということが嫌気されている。さらに年10%台の成長を続けてきた二輪車の販売台数も07年4月〜08年2月は▲8.6%の現象に転じたことも投資家の心理を冷え込ませている。
インドの代表的株価指数であるSENSEX指数は、15,000ポイントを割り込み、20,000ポイントを超えていた年初から比べると、急激な株価下落に見舞われている。投資家心理も冷え込んでいるのであれば見送るべきなのだろうか。
私は投資家の心理が冷え込んでいるこそ、チャンスと考えている。私は、昨年10月23日付「株式新聞」で「昨年から今年にかけて大きく上昇しているインドの株式はピークを迎え下落に転じるという仮説が成り立つ」と書いた。一方で、今年3月4日には同新聞で「急落タイミングは投資魅力が大きい」とも書いている。確認するため、2月にはインドへの直接現地訪問も行った。結果、消費の落ち込みは短期的なもので、いずれ大きく回復すると考えるに至った。
NYダウも上昇基調の最中には「ブラックマンデー」という投資家の心理を真っ暗にさせた時期があった。しかし、時間が経過すると、一過性のものだったということになった。インド株式市場も同様の流れになると考えている。
2.それでもニッポンを買う
●16日創刊、日経ヴェリタス
●「JAPAIN」超え、「JAGAIN」へ
●不動産マーケットが有力な投資対象か
16日創刊となった日経ヴェリタス。1面には、日本市場をJAPANを文字って「JAPAIN」(苦痛に満ちた日本)と捉える投資家が増える中、「JAGAIN」(収益が得られる日本)と捉える外国人投資家の発想を紹介している。
●不動産ファンドを運営するダヴィンチ・アドバイザーズ社長の金子修と、米投資銀行モルガン・スタンレーで日本の不動産部門を率いるフレッド・シュミット。金子「うちは今年、日本で1兆円の不動産投資を予定している。そちらは?」シュミット「2兆円はいくだろう」
実際、モルガンは市場関係社が1ドル100円を割り込みうろたえていたタイミングで、東京・内幸町の新生銀行本店ビルを1,180億円で買収すると発表している。2月にも東京・天王洲のシティバンク銀行本店ビルを480億円で取得している。
この背景には国際比較で見れば、東京の商業地はまだ割安であるという見方が国内外の投資家の考えになっているからだ。
ただし、活躍できるのは資金量がある投資家だけ。市場が冷え込むと、資金の出し手のリスク許容度が低下するためだ。すでに力のある投資家が、さらに底値で投資をし、ますます大きくなる。資本主義の典型例だ。
3.異質な世界の本も読む
●読書は乱読に限る
●読む本は二種類、自分が知っている世界と自分が知らない世界
●異質の世界を探索しているときの違和感が大事
脳科学者、茂木健一郎さんは、テレビにも多く登場し、ベストセラー作家としても活躍されている方だ。その理由がよくわかる。茂木さんのおっしゃることは、実践している者にとって、自分自身の知識収集方法が脳の働きからも間違いがないのだ、という自信をくれるからだ。例えば、これらは私も実践していることだ。
●読書は昔から乱読に近い。読む本は二種類あります。自分がすでに知っている世界をさらによく知るための本と、自分がよく知らない異質の世界の本です。
●異質の世界を探索してるとき違和感が大事です。予想がつき安心できるものと、不確実でチャレンジングなもとの組み合わせが人生を豊かにします。予想できることと不確実なことが混ざった状態を「偶有性」と言います。
●本の読み方に特別なノウハウはないと思っています。後書きを読んで中身を推量してから読むなどの読書術を紹介した本があるのかもしれませんが、ノウハウというのは得てして機械的です。
私が徹底的に取材をしているのは、「違和感」を大切にしているから。また、本当は効率的に行けたらいいのかもしれないが、「乱取材」して大量に取材するのは、茂木さんがおっしゃるように、乱読することが脳の活性化につながるから。脳のはたらきに合うやり方を自分のスタイルに合わせることでストレスフリーになる。
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木下晃伸(きのしたてるのぶ) (社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
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