外 題 「大日本名所之内 駿河三保之松原」
絵 師 二代広重
作画期 江 戸
サイズ 38 × 52
直輸出の機運が出る明治以前は外国商館でまとめられて輸出さ
れましたので当時の輸出用茶箱ラベルほとんど残っていません。
茶箱メーカー作製 (MASUYA TEA BOX MAKER YOKOHAMA)
蘭字と呼ばれるようになっても絵柄のみの輸出用ラベルもあります。
(現在まで同図は4点日本で確認していますが解説がまちまちです)
二代広重ー二代広重のほぼ同図の絵発見 二代と三代の画風
作 画 期 ー広重落款は二代が慶応元年まで
色彩から(版が残っており明治の後刷りもあると思う)
後期印象派の人たちにも影響を与えたといわれるものです。西洋
の画家や美術商はこれら浮世絵を目当てに港に集まっようです。
当然外国人目当ての富士山 芸者が描かれています。一人男性の
表情もおもしろく多色摺りとして人気があったことでしょう。 広重など
が描いた輸出用の茶箱のラベルとしての浮世絵はヨーロッパ を席
巻したジャポニスムブームが起こるきっかけとなったといわれていま
す。
・飲料(3)お茶で検索できます。 吉田秀雄記念事業財団所蔵
・浮世絵 引札 「大日本名所之内 駿河三保之松原」で検索
入間市博物館 資料検索で多く見ることができます。
・横浜桝屋茶箱紙駿河三保之松原で検索 江戸東京博物館
でも見ることができます。
・資料に忠実なコミック 一ノ関圭の「茶箱広重」にもでています。
以前のブログをやっとまとめました。
naganoukiyoeのブログ(NUEネット資料館ーお茶ー)