橋下さんは、弁護士出身なので、瞬発的な表面的な議論には強いです。
鋭いワンフレーズで国民的人気を博した小泉さんと似たところがあります。
ただ、元々、政治指向があったわけでもなく、テレビの人気に乗った勢いで府知事になっただけのキャリアなので、国政・政策についての知識・思慮の低さが、維新八策を見るともろ見え。
今の状態では、閣僚になれても、総理は無理。 知事、市長は務まっても総理とかは無理でしょう。
自民でも民主でも、官僚丸投げの増税政治ですから、そこを徹底して突けば、国民的人気のある橋下維新は、政権を担えるだけの数を確保出来るかもです。
ただ、そのまま政権の中心に座ると、反官僚支配・政治主導を貫くならば、大コケすることになります。 官僚を指導出来るほど、国政・政策のフレームを熟知していないからです。
で、結局、官僚丸投げになるか、少数ブレーン丸投げで、お飾りの泡沫政治家で終わることになるでしょう。
政権を取るだけの数を取っても、政策立案能力の高いみんなの党と連携し、何期かは彼らに政権運営を任せて、そのサポートに回るほうが賢明です。
その間に分厚いブレーンを作って、ブレーンやみんなの党と各方面の政策・国政全般について議論し、自分で思索・咀嚼する、、、そういうことを3~4年は行ってから、総理を狙った方が良いです(クリントンとかもそうでした)。
人気に実力が伴うまでは慌てない、焦らないことです。
反官僚支配という方向性は正しいのだから、実力不十分で総理になって潰されては困るのです。