先週金曜日の米国株は大幅続落した(DJIA -120.79 @12,822.57, NASDAQ -40.60 @2,925.30)。スペインの長期(10年)国債利回りが一時7.3%を超え、ユーロ導入後最高水準まで高まり、スペインの財政問題不安が改めて台頭した。これを受けて本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が111に対して、下落銘柄数は1,503となり、騰落レシオは94.66%へ低下した。東証1部の売買代金は8,126億円。ドル円の為替レートは78円台前半、ユーロは94円台半ばまで売られて円高が進んだ。
時の利が売り継続中の中、TOPIXも日経平均も窓を開けて下げて始まり、上ひげ付きの長陰線で終えた。スペインやギリシャ不安が再燃しているので、海外株式相場は大きく下振れする可能性が高く、その影響で日本株も大幅下落する局面を想定しておきたい。市場は6月4日安値を意識しているはずだ。
TOPIX -19 @720
日経平均 -161円 @8,508円