モウ山 ウシ象さんのブログ
負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望83
一時的に、QE3観測で、ドルが売られ、ユーロが底堅く推移したかに見えたが、スペインのバレンシア州が中央政府に支援を要請。スペインが、金融機関の次は財政支援の要請に追い込まれるとの観測などで、ユーロが大幅下落。ユーロは、対ドルで、1.216で取引を終えた。
QE3観測で、ダウは上昇したが、結局、週末に、120ドルほど値を下げた。日経平均は、8600で取引終了した。
アメリカの経済指標は、あまり良くないようである。
気を付けなければならないのは、ダウが上昇したとしても、安易に、日経平均を買わないことである(いつもうまくいくとは限らないが、ウシ象は夜間取引で、ダウ上昇時に、先物ミニを売らしてもらい、少し稼がせてもらった)。日銀の緩和見送りや、ユーロ安による企業業績の下方修正の恐れがあり、現在のところ、基本は売りであろうが、ここからの一段安には、さらなる打撃が必要なのではないかと考えている。つまり、難しい展開である。売りづらく、買いづらい相場である。しばらくは、横ばいのような感じがする。
週末の下落は、スペインで売り込まれたが、どちらかといえば、週末のポジション調整といったところか。
今週は、これといった重要指標もなく、あるのは、ニュージーランドの金利発表ぐらいである。
<為替相場>
ドル円 77.20~79.20
ユーロ円 93.20~97.20
ユーロドル 1.180~1.2350
もうこうなれば、ユーロには、1.200を割り込んでもらいたいところである(なかなかの感動的な、ある意味、モーゼが海を割ったかのような感動を感じられるのではないか。神の奇跡である)。来週は、これといった経済指標もないが、金曜に、ミシガン大景気景況感指数があるくらいである。
木曜には、ニュージーランドの金利発表がある。最近は、ユーロとドルとが弱いので、資源国通貨や、商品の原油などが上昇している。
引き続きニュースを利用した無茶なユーロ売りには注意が必要である。
ユーロが、対円で、2ケタ突入。
<株式相場>
日経平均 8200~9000
上げれば売りを狙いたいところである。月曜は、ある程度下げるのであれば、一度買いからはいってみようかと考えている。
7月31日、8月1日にFOMCあり。中央銀行のバランスシートは、無限に拡大させることができるので、打つ手がなくなるということはないとの発言まで飛び出す始末。
なかなか強気な発言であるが、口三味線といったところか?ベンベン♪
日本の財政政策は、日本人の特徴が出ているようである。伝家の宝刀をなかなか抜きたがらないのである。旧日本海軍の大和。最後の最後で、沖縄に向かう途中、豊後水道で、沈没(のちに、宇宙戦艦ヤマトに改装されることになる)。
戦国時代の、武田家の武田水軍。結局、武田家滅亡まで、使われずに、徳川家に、そのまま、移管されることになった。
日銀の政策の出し惜しみも似たようなものである。