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〔外為マーケットアイ〕ユーロ1.18豪ドル半ば、「豪ドルへ資金シフトの公算大」との指摘

<11:24> ユーロ1.18豪ドル半ば、「豪ドルへ資金シフトの公算大」との指摘

 


 ユーロ/豪ドルは1.1842/52豪ドル付近。前日は4月下旬からの下方トレンドラインを下抜けるなど、下落圧力が強まっている。


 この背景について、IGマーケッツ証券為替担当アナリスト、石川順一氏は「オーストラリア準備銀行(RBA)が17日公表した議事録で予想外にタカ派色が強かったことが好感され豪ドルへの買い圧力が強まっていることはもちろんだが、それ以上に欧州中央銀行(ECB)が預金ファシリティ金利をゼロにしたことでユーロキャリーが活発化してきた影響が大きい」と指摘。その上で、今後の展開について「株高でリスクオンの展開となった場合は、先進国の中で依然として高金利通貨としての地位を保ち、世界的な金融緩和で商品価格が上昇する可能性も高いことから資源国通貨としての妙味もある豪ドルへと資金がシフトしていく可能性が高い」との見方を示した。


 もっとも「逆に、リスク回避で株式市場が下落する場合には商品市場も同じ展開になる可能性があることから、ユーロ相場以上に豪ドル売りが加速する可能性がある」とも付け加えた。


 



 <10:34> ドル78.67円付近、投機筋のロスカットで下落


 


 ドル/円は78.67円付近。仲値公示前後に一時78.62円まで下落した。市場では、直近安値を下回ったことから投機筋のロスカットが入った、との観測が出ていた。


 今後については「次のめどは78.60円近辺となるが、これを割り込んでくると、6月1日の安値77.66円付近まで何もなくなってくるので、下値が広がりやすくなる」(大手邦銀)との声があった。


 


 


 <09:55> ドル78.72円付近、7月米フィラデルフィア地区連銀業況指数に注目=23時



 ドル/円は78.72円付近。前日は米金利低下に素直に反応する格好となったが、米経済を見極める上で、市場ではきょう発表の7月フィラデルフィア地区連銀業況指数に注目する声が出ている。


 


 市場では「16日発表のニューヨーク連銀製造業景況指数の前月・市場予想比での改善は同時発表の小売売上高の大幅悪化により隠れてしまい十分に織り込まれていない可能性がある。こうした中、他の地区連銀サーベイ対比でのアンダーパフォームが目立っているフィラデルフィア連銀でも前月からの改善が確認されれば、米製造業景況感の悪化一服感が強まり、ドル/円の下支え要因になるだろう」(外銀)との声が出ていた。


 


 ロイター調査では、7月米フィラデルフィア地区連銀業況指数[USPFDB=ECI]はマイナス8と、10カ月ぶり低水準となった前月のマイナス16.6から改善が見込まれている。


 


 


 <08:53> ユーロ1.22ドル後半、リスク回避と緩和期待の綱引き


 


 ユーロ/ドルは1.2275ドル付近。ユーロ/ドルをめぐっては、このところ売られたとしても、最終的には「いって来い」となり、長い下ひげが目立つようになってきた。「欧州時間に債務懸念で売られるものの、米国時間に入ると追加緩和期待で持ち直す」(国内証券)という。


 


 市場では「リスク回避と緩和期待が綱引きとなっており、新たな材料がないと目先は動きにくそうだ」(同)との声が出ていた。


 


 


 <07:48> きょうの予想レンジはドル78.40―79.20円、79円前半は上値重い


 


 ドル/円は78.79円付近、ユーロ/ドルは1.2276ドル付近、ユーロ/円は96.81円付近。


 きょうの予想レンジは、ドル/円が78.40―79.20円、ユーロ/ドルが1.2220―1.2340ドル、ユーロ/円が96.20―97.40円。


 


 前日の海外市場で、ユーロはほぼ「いって来い」となった。欧州のプロジェクトがうまくいくか確信を持てないとのメルケル独首相の発言が伝わり、一時1.2217ドル付近まで下落したものの、米株が持ち直すとともに、ショートカバーの動きが強まった。


 ドル/円は、為替介入の可能性をめぐるシンクタンクのリポートに反応して一時79.11円付近まで上昇したが、上値の重さがあらためて意識されると、失速した。


 


 市場では「前日はダウ平均が100ドル超の上げで、通常であれば円が売られてもおかしくないが、欧州時間のユーロ売りの余韻もあり、結果的には円がしっかりとなった。きょうも米主要企業の決算があり、良ければ株高でやや円が売られる可能性もあるが、ドル79円前半は上値が重そうだ」(外為アナリスト)との声が出ていた。

 

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