※本資料の利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
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2008年3月14日(金)本日お伝えする内容はこちら!
1.NY金、初の1,000ドル台
2.東京・滝野川信金サブプライムローン問題
3.不動産投資、アジア向けファンド増加
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●みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●それでは、本日も、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
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( 資料作成:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■編集後記
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●世界中の投資家が
悩んでいると思います。どうしてこんなに下がるのか、と。
株式投資をしているといつもいつも悩んでばかりです。
悩んでいるときに、何を準備したか。その準備で3年後のパフォーマンスが変わると思います。
私はとにかく人に会って話を聞く。会社を訪問する。本を読む。
ただそれだけです。株式市場が悪いときはインプットを徹底的に行うことが後々効いてきます。
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( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■本文テキストはこちらから!
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1.NY金、初の1,000ドル台
●金先物相場がドル安などを背景に急伸
●原油先物市場ではWTIが最高値111ドルへ
●安全性が高い資産として資金流入が続く
当メールマガジンでは、金ETFについて、9月11日付で以下のように書いた。
●サブプライムローン問題が明らかにしたのは、単に米国の住宅市場の不調と不良債権の増加だけでなく、複雑な証券化の手法を通じてリスクが世界中にばらまかれていたこと。その結果、証券化商品というペーパー商品から、金などの実物資産へと回帰するのはごく自然な流れであろう。(中略)金は、投資対象のひとつとしてこれからも魅力が高いと考えておいたほうがいいだろう。
当時の価格は1トロイオンス730ドル近辺だった。そして、その後、2008年1月9日付で下記のように書いた。
●一方で原油価格の急騰も気になるところだ。金への投資が資産逃避としての「有事の金」なのか、それを当て込んだ「投機の金」なのか、これだけの高値になってきたタイミングでは慎重に対応したい。
この時点では900ドルを伺うというタイミングだった。3ヶ月で3割の上昇に、警告を発したが、現実はさらに高値を更新している。このまま上昇するのかどうか。私だったら、この場面では完全撤退する。独歩高する金融商品はたしかに魅力がある。しかし、コーラより安い原油と、ここ10年、年間2,500トンしか生産されない希少資源が同様の理由で上昇するというのは、私には論理的に映らない。現在は「投機の金」だと思う。
2.東京・滝野川信金サブプライムローン問題
●滝野川信用金庫がサブプライムローン問題で経営が悪化
●信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫が支援へ
●400億円以上の損失が発生
信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫は13日、サブプライムローン関連損失で経営が悪化している滝野川信用金庫に200億円超の資本支援に踏み切る方針を固めた。
サブプライムローン問題で経営悪化が表面化した日本の金融機関は滝野川信用金庫が初めて。
このニュースはなんだか嫌な雰囲気を醸し出している。というのも、金融市場は悪いニュースは小規模の金融機関から起こり始めるものだからだ。かつて日本の不良債権問題でも木津信用金庫などが破綻するところから、最終的に山一や長銀の破綻にまでつながっていった。
果たして今回はそうなるのか?もちろん、前回と今回は全く異なる。前回は不動産融資の焦げ付きが理由だったが、今回は証券だ。ペーパー資産の劣化は0(ゼロ)で評価してしまえば終わる。
ただ、融資が伸び悩む中で証券投資に踏み切った滝野川信用金庫の行動は、他の金融機関がとっていたとも限らない。11月に発覚してから半年以内に決定的な問題が生じる流れは、これからメガバンククラスの問題にまで発展するのではないか?プライムローンへの投資が焦げ付き、損失計上が発生したら、そのときは欧米の金融機関の問題だけではないように思う。5月末から6月にかけて発表される金融機関の決算は要注意だ。
3.不動産投資、アジア向けファンド増加
●アジア向け不動産ファンドを設立する動きが活発
●アーバンコーポレイションが手がけるファンドは年利15%の利回りめざす
●日本に加え、マレーシアやタイ、インドなどで投資
不動産流動化のアーバンコーポレイションは、アジアのオフィスビルや商業施設など不動産で運用する投資ファンドを設立する。成長の見込めるアジアでの不動産投資で、年15%の投資利回りを見込む。
日本の不動産業界は逆風が吹いている。だから、海外で、という考えは分かりやすい。しかし、不動産というビジネスは、非常に土着性が強いビジネスだ。つまり、現地が分かっていないと容易に手が出せないということだ。
では、手をこまねいて見ているだけでは高いリターンを手に入れることもできない。そこで、私は社外取締役を務める株式会社アジアンバリュー(http://asian-value.com/ )代表の山野氏と共に、4月6日(日)より10日(木)にベトナム・タイへ訪問、株式市場のみならず、不動産の状況もこの目で確かめてこようと考えている。
なお、今回のベトナム・タイツアーは、私も山野氏も新興国投資に興味ある個人投資家と共に視察に回る形となっている。インドに訪問したとき同様、実際に目で見ることで、何か新しいことに気づくことはきっとあると思う。
ご興味ある方は、下記ページより詳細をお読みいただき、お申し込みいただければと思う。
http://asian-value.com/tour/index.php
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木下晃伸(きのしたてるのぶ) (社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
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