世界各地の多彩な缶詰を酒と一緒に味わえる個性派飲食店「缶詰バー」を運営するクリーン・ブラザーズが、出店攻勢をかけるようです。
今年度内に約15店舗を新規出店し、30店舗超としたいようです。
店舗名は「mr.kanso」(ミスター・カンソ)で、缶詰以外の食事メニューがない点が特徴だそうです。
7月下旬以降に名古屋で初めて出店するのに続き、都内では池袋店など4店舗、9月以降には、大阪で6店舗目となる京橋店を開設することが決まっているそうです。
提供する缶詰の種類は、世界各国から300種以上に及び、中身は北海道産の熊の肉からフランスのサラダまでと多彩で、オリジナル缶詰の開発にも注力するそうです。
店内は、缶詰がズラリと並ぶ木製棚を生かしたモダンな作りで、来店者は、棚で好みの缶詰を選び、缶の中に詰まった料理や食材を楽しむそうです。
缶詰バーは、平成14年に大阪で生まれ、直営店での運営実績を土台に、平成22年から運営ノウハウをフランチャイズチェーン(FC)店に提供する方式で全国展開をスタートしたそうです。
現在の店舗数は17で、うち14店舗がFC加盟店だそうです。
缶詰を主力とする店舗のため、厨房設備費などに多額の費用がかからず、300万円の開店資金ですむそうです。
通常飲食店の開業費の3分の1以下であり、難しい調理経験が不要なことも魅力となって、FC加盟店の開業希望者も増加しているそうです。
可処分所得が少ないなか、来店者側のメリットもありそうですね。