今週のエコノミスト誌、表記の論説がみずほ証券のエコノミストの上野泰也さん(以前、書評欄で紹介した、ちょっと役に立たない経済指標本の翻訳者)により書かれておりました。
ホントにお説のとおりならば、購買力平価説が怪しくなってくるので、この大論文は、三流誌のエコノミスト(毎日新聞発行)でなく、英文で海外経済誌に載せるべきではなかろうか?
この大論文のミソは、マネタリーベースの日米増加率比で、マネタリーベース増加を見ている点、そして、基準点をバブルの頂点の年に取っていたりする点。
この辺にグラフマジックがありそうですなあ、、、(--;
日銀の控えめな緩和、というか自爆的な緩和不足を擁護する論説としては非常に有用でないでしょうか??
上野さん、あなたもか、という感じです。
ホントに有能なエコノミスト、良識あるエコノミストは、今みたいな政治抑圧が強い状況では、貝になるか、何を言ってるか分からないほどに(少なくとも財務省や日銀幹部には理解不能なほどに)控えめな物言いをするものだと思います。
今、そういう点でピカイチなのは、某外資の***さん。
この方、90年代からマネタリーベースの問題について指摘しておりました、、、当時の自分にはこの意味が良く分かってませんでしたが。
、、、以上はあくまで、個人の感想です。
(補足) エコノミストは読むとこが少ないので、毎日新聞には申し訳ありませんが、基本、立ち読みです、下半身含め。
立ち読み料代わりに週刊・実は、、とかの業界誌を買ってます(ーー; <=どういう業界じゃ?
この手の業界誌の釣り広告が、電車に堂々と載るようになったのはバブル崩壊の後からです。
戦前世代がこの世を去って、社会のモラルが急に向上したなあ、と思える今日この頃。