敵の喜ばない生き方 ２４年７月１４日（土）９時５５分

[堅実さん]

 しかし、その後のいらいらした態度が敵に知られれば、敵は更に喜ぶだけである。このことは、絶対に秘密にしなければならない。

 

　そして、一日、一日を充実した生活を送ることである。一日、一日が充実していれば、それで、その状態が１０日、２０日と続けばそれだけでよいのである。そして自分がしっかりしていれば、家族、社会にそれなりの影響を与えることができ、社会への貢献が出来ることにもなる。

 

　朝、起きてから、トイレにより、お茶を飲み、新聞にざっと目をやり終わった頃には、この考えや生き方が次第にはっきりしてきた。そうだ、特にこれといったことは出来ないにしろ、健康で生きてさえおれば、その後、その先はなんとかなるのである。

 

　決して、投げ出さない。どんな小さなことでもよい。自分だけの世界を創ること。例えば、会社ではトイレの片隅でもよい。あるいは、建物の裏側の雑草の生えているわずかな空間でもよい。そんな場所にそっと行き、たとえ５分の冷静な時間を求める工夫とかすべきである。世の中には完全なものは無い。完全なものは無いので、だから、善良な人の安らげる空間は、探せば必ずあるだろう。

 

　また、身体を動かす事も大切である。休み時間などの、自分だけの時間で、可能な限り、身体を動かす動作、運動と言えないまでも、身体を動かしてみるのである。昼食後には激しい運動は避けるべきだが、軽い散歩程度のものは出来るだろう。

 

　心の整理で、机の上や、引き出しの中を時々、整理してみるのもよいだろう。やってみると分かるが、この簡単な作業が、結構気分転換と、心の安泰に役立つのである。こんなわずかな、生活の工夫をすることで、その積み重ねで、生きがいが満たされるとは言わないまでも、それなりの生きる知恵はついてくると思う。

 

（これは、今書きかけている、小説の１部分です。小説とは言えないまでも、読んでみて、参考になると思い、この部分だけ載せてみました。今、社会が病んでいるという印象です。この生きるのに、次第に難しくなりつつある中で、生活のヒントになればと思い、載せてみました。）