7/12も相変わらず店頭にて接客をしていると、
年配の男性に質問を受けた。
「止血剤の入った塗り薬はないだろうか?
実は心筋梗塞が元で現在ワーファリンを服用しているから、
いったん出血すると血が止まりにくくって困っているのです」
「はぁ・・・、病院だとボスミンを処方されるのですが、残念ながら市販されておらず、
目薬や痔の薬には血管収縮成分の入ったものはありますが、塗り薬には・・・。
いえ、私が勉強不足なだけかもしれませんが。
あー、そういえば、マッキンZという消毒薬にはナファゾリンという止血成分が入っていますよ」
「うんうん、それがイイね!
ところであなた、どこかであったことがない? 出身はどこ?」
「はぁ、●×ですが」
「アハハ、やっぱり、私はそこで・・・」
「あー、有機合成化学を教えていた教授ですか?」
「そーそー、実はこの近所に住んでいて・・・etc」
不思議なもので、この一時間前にも実は同業であった男性から、
「あなたの出身はどこ?」
と訊かれており、
「同業の方とは知らず、余計なことを申し上げて失礼いたしました」
などという流れになったのであった。
同業であっても、小売店によってPB含めると品ぞろえが違うので、
別に失礼でもないだろうが、
二人に共通していたのは、伴に
「あなたの接遇姿勢は、なかなかどうして好ましい」
などと、お誉めの言葉を戴いた次第。
本当は、ただの酒乱なのに。
でも、お客様に好かれるのも、なかなか気分がイイものだ。
実はオイラのしていることはネコと同じで、
足音を忍ばせて人に近づき、
ゴロニャン(いらっしゃいませ。お探しですか?)
などと鳴いているにすぎないのであった。
ほとんど売ろうという姿勢も忍ばせるし、
人懐っこいので好かれているのだろう。
それも地でそーなっているので、まるで苦にならない。
しかも、最終的に店舗の数字に結果が表れてしまうという。
ひとたらしと言われている義経公や秀吉公からの、
そして商売の神様という伏見稲荷大社からの、
これも御利益なのであろうか???
PS:年月は経っているし、オイラの髪型も大きく変化しているというのに、
どうして教授にはオイラの顔がわかったのだろうか???
いやいや、ひょっとしたらリアップX5がと~と~効果を発揮して、
オイラの髪が増えて学生の頃に若返っていたのだろうか(謎)