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DJ-中国株:引けにかけ反発、セメント株堅調
DJ-中国株:引けにかけ反発、セメント株堅調
【上海】(ダウ・ジョーンズ)11日の中国株は反発。経済成長を刺激するための政府主導の投資拡大期待からセメント、石炭、機械株を中心に上昇した。上証総合指数(A株、B株を含む)は0.51%高の2175.38。深証総合指数は0.85%高の913.46。
アナリストらは、今週の上海指数は2100~2200のレンジ内で推移すると予想、4-6月期の国内総生産(GDP)統計の発表を金曜に控えて警戒感は続くと見込んだ。
温家宝首相は10日、政府の主な課題は投資の促進にあると述べ、エネルギーや建設、鉄鋼、銀行などで支配的な地位にある国有企業に政府が頼ることを示した。政府は最近では世界的な鉄鋼の供給過剰にかかわらず新しい製鋼所2カ所の建設を承認している。
「温家宝の昨日の投資促進発言は、景気減速をめぐる懸念をある程度緩和したものの、人々は実体経済をめぐるいら立ちを解消できていない」と北京のある証券アナリストは語った。
セメント株は上昇、安徽海螺水泥のA株は2.8%高の14.53元、唐山冀東水泥は5.6%高の12.88元。
また重機メーカーの三一重工は2.0%高の12.99元、徐工集団工程機械は1.3%高の13.27元、長沙中聯重工科技発展は3.5%高の10.04元をつけた。
石炭株は押し目買いが優勢となったもよう。中国神華能源のA株は1.2%高の22.10元、前日までの2営業日では3.4%安だった。山西西山煤電は1.0%高の14.73元、同期間は6.0%安だった。
CSI300指数先物7月限は0.25%高の2428.60、CSI300指数は0.78%高の2425.57。
[中国株式概況]
11日の中国株式市場では、上海総合指数は2,175.38(前日比+10.95pt、+0.51%)へ反発。一方、ドル建て上海B株も231.89(+1.65pt、+0.72%)へ上げた。消費者物価指数や貿易収支など足元の経済指標の悪化で、景気減速を懸念する売りが続いたが、年初来安値圏に接近しており、自律反発を見込んだ買いや、景気下支えに向けた政策支援を期待する買いも入り底堅さも見られた。セクター・銘柄別では、招商銀行や中国建設銀行といった銀行株が安い。電力や不動産株も軟調に推移した。一方、温中国首相が成長を安定させるため、「現在重要なのは投資の合理的な拡大の促進」と述べたことを受けて、投資拡大期待から中鉄2局など鉄道関連株が買われた。
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人民銀はこの日、元の中心レートを0.02%元安の1ドル=6.3209元に設定した。
中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海市場で前日比0.04%安の6.3686元で終了。香港のオフショア市場では元は6.3645元と、前日の6.3646元からほぼ変わらず。
ブルームバーグが集計したデータによれば、人民元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は0.03%高の6.4150元。これは上海スポット取引を0.72%下回る水準。