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九州のダルビッシュ発登板初勝利

武田 翔太“九州のダルビッシュ”の異名を持つドラフト1位ルーキー。187センチの長身から繰り出す直球に加え、縦横のスライダーなど多彩な変化球も武器。将来性抜群の好素材として、エースへの階段を着実に上る。

6イニングを投げ、1安打、1四球、1死球、四三振の失点なし

 

(パ・リーグ、日本ハム0-5ソフトバンク、11回戦、ソフトバンク8勝2敗1分、7日、札幌ドーム)九州のダルビッシュことソフトバンクのドラフト1位ルーキー・武田翔太投手(宮崎日大)が、デビュー戦で6回1安打無失点、4奪三振、2四死球と圧巻の投球をみせ、プロ初登板で初勝利を飾った。今年の高卒ルーキー勝利は楽天・釜田に続いて2人目となる。

 2軍戦で4試合に登板し、0勝0敗の武田は、プロ初マウンドとは思えない堂々たる投球を披露した。初回先頭、田中賢への初球は151キロを計測。糸井の打席でも151キロを出し、五回まで1安打も許さなかった。

 六回先頭の鶴岡に中前打を浴びたものの、後続を抑え、勝利投手の権利を手にし、この回で降板。打線は二回に柳田の三遊間を破る適時打で先制。四回には小久保が右犠飛で追加点を挙げ、武田を援護。武田が降板後の八回には長谷川の適時打、九回には松田の適時打でダメを押した。

 武田は「率直にうれしいです。(プロ1球目直球は)力でネジ伏せようと思った。今日の投球は全体的によかったです。自分のリズムでしっかり投げることができたので、これを続けていきたいと思います。(七夕に初勝利は)願掛けしてたんでよかったです。(ウイニングボールは誰に)親です。やったぞ~。いまホークスは厳しい状態なんで、救世主になれるように頑張りたい」と初々しく語った。

 

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