公募増資の公表直前に不自然に売買高が急増した銘柄が10以上あることが、JNNが入手した東京証券取引所の資料で明らかになりました。インサイダー取引の可能性もあるということです。
公募増資のインサイダー取引は、公表前に増資情報を入手し売買して儲ける手口で、公表の直前に売買が急増することが特徴です。
JNNが入手した資料によりますと、東証が2010年以降で公表直前に売買高が急増した銘柄を調べた結果、すでに証券取引等監視委員会が摘発した東京電力株のケースなど3件以外に、さらに10以上の銘柄があり、中には公表される日に売買が7倍前後急増した銘柄もあります。
こうした取引は証券取引等監視委員会も把握していて、インサイダー取引が行われていなかったかなど調査を進めているとみられます。(04日20:37)