マツダは3日、燃費を向上させる技術「スカイアクティブ」を全面採用するスポーツタイプ多目的車(SUV)「CX-5」の年間生産能力を、2013年3月に現在の5割増となる24万台にすると発表した。
CX-5は現在、宇品第2工場(広島市南区)だけで生産され、年間生産能力は16万台。これをまず8月に20万台に引き上げ、来年3月からは宇品第1工場(同)でも生産する。
今年2月に発売したCX-5の国内の受注は約2万4千台で、発売から4カ月半で年間販売目標の2倍を達成。ロシアやドイツなど海外でも好調で、13年3月期の世界販売目標を3日、16万台から19万台に引き上げた。
広島県府中町の本社で記者会見した山内孝社長は「生産能力の増強で、待たせることなく(CX-5を)お届けできる」と話した。