minnsann123さんのブログ
7/3 上昇トレンド・・・考察
6月上旬のミニ三角保ち合いが、25日移動線に接触したころ、ギリシャ問題が好転しそうだということから、上放れがされたようだ。
その後、上昇トレンドにならなかったのは、アメリカでの指標が期待より低かったなど、世界経済の先行きが見えてなかったことが原因かも知れない。
NKは底打ちまで一気に下げた分をほぼ同期間で戻して三角保ち合い。上放れで上げた分の約2分の1下げてから上げに転じ、下げた分とほぼ同額を上げて、昨日の9000円突破での調整・・・。
ここまでは、教科書的な動きで推移している。(よって、これからすると、今日は下げても不思議ではないのだが・・・市場の期待は別の所にありそう)
株価を揺さぶったのが、6月ということで決算報告結果とやはり為替レート。
為替レートは$80円に届かず、ユーロは100円前後で上げ止まり、輸出が主体の製造業は今後の見通しを厳しくせざるを得ず、夏場の節電とボーナスの減額で国内消費が伸び悩む気配もありあり。
現在の為替レートは、$79.5円前後、ユーロ100円前後と、憶測メドからは円高。が、最近の世界経済の不調からすると、日本の復興景気対策や比較的好調な雇用関係と需給から、このレートは決して高くはないと見られていそうである。
よって為替レートの当面のメドを$79.5円、ユーロ100円と憶測変更する。この水準で6月の動きを概観すると、株安円安→円安株高→株高円高→円高株安→株安円安・・・という循環の波が見えるかも知れない。
一方、チャートでは、NK9000円台確定後は、75日移動線が意識されることになりそうだ。その75日移動線からは、当面の上値は9250円から9200円に下げつつある。最近の例からは、今週中に9200円に達しないと(勢いがないと)75日移動線が上値を重くし、保ち合い相場に移行しやすい。
昨日今日の動きは先週からの上げの調整場面と見ることもできるわけで、注意が必要だ。
また、直近の窓を見ると、5月連休で空いた9200円~9350円あたりまで、目立つ所はない。
以上から、9400円突破までのハードルはいくつもあり、本当の意味での上昇トレンドにはなりそうもない。が、当面の株高局面は9200円あたりまで続くと憶測される。
出遅れ銘柄を拾う局面かも知れないが、中期では持ちにくい気がする。リアルでは、利確や塩漬け株を瓶出しする必要があるかも知れない。