モウ山 ウシ象さんのブログ

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負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望80

週末、欧州首脳会議で、スペインの支援が、ESMによる、銀行への直接資本注入になったということ、西伊など南欧金利上昇国の国債購入、ユーロ圏の銀行監督機能の一元化いわゆる「銀行同盟」、1200億ユーロ(約12兆円)の成長戦略資金-などで合意により、いっきに、リスク選好型相場になった。日経平均9000回復、ユーロはドルで1.2670の値をつけた。

来週は、材料てんこ盛り相場になりそうである。特に、重要な日が、75日であり、ここに材料が集中しているのである。

第一に、ECB政策金利、イギリス中央銀行政策金利、アメリカADR雇用統計が重なっているのである。もっとも、注目すべきなのが、ECBである。市場予想で、1パーセントから0.75パーセントへと引き下げがあるとのことである。

おそらく、金利据え置きで、国債の買い入れの増額ではないかと考えている。だいたい、政策金利を、0.25引き下げたところで、何らかの効果があるとは思えず、実際、ブタ関係の国債の値動きに左右されている状態で、これを安定させるのには、ブタの国債を買い入れるしかなく、ブタ国債の値が、低位安定してくれれば、ブタ諸国も、何とか、景気対策なども打てるというものであり、たいした効果のない0.25の政策金利引き下げなどは、逆に、資源価格の上昇を招きかねないのではないか(どうせやるなら、一気に、1パーセント引き下げで、ゼロ金利政策の方がよっぽどよい。そのかわり、次の手が打てなくなるが、あとは、FRBのまねで、資産の買い入れの増額でOKである)。

市場予想が引き下げなので、75日に引き下げがあれば、いったん、下で、あとは上と考えている。おそらく、半端でないほど、ユーロは売られていると推測できるので、すぐに、その買戻しが出るということが、想像できるからである。

株も、下で買っているので、ホールドでよいかなと考えている。74日に、利食いが出るかもしれないので、だまし下げには注意である。

<為替相場>

ドル円   78.5081.20

ユーロ円  98.80103.20

ユーロドル 1.25201.2800

ユーロは、おそらく、欧州首脳会議で、いったんの材料出尽くしでの買戻しというところか。ECBの政策金利が、75日にあり、どこまで、ユーロ高で、引っ張ってくるのかが、見ものである。

基本的に、欧州問題が解決することはないだろう。問題の発生、問題の糊塗による市場の平常化。これの繰り返しというところか。

ECB政策金利後、来週あたりから、為替相場は、重要指標をにらんでの動きになると思っているところである。

いったん、ユーロは売られそうなので、月曜、少し売ってみてもよいかと考えているが、おそらく、ポジションはとらないだろう。

<株式市場>

日経平均   88009200

買われすぎであるが、まだまだ割安である。下げれば、買ってくるのではないかと思う。

下で買っているので、まだまだホールドしておこうか。大型株を中心に、割安小型株に資金を振り分けた。不動産株が、安かったので、少し買っておいたが、飯田産業を、利食いしてしまい、大変残念なことをしたと後悔している。

月曜は、寄り高ではないかと予想するが、まだ売るのは早いだろう。遊びで売ってみてもよいが、それよりも、割安株の買いの方がよいだろう。

 

家の近くに、一軒も本屋がなくなってしまった。まあ、この頃は、大型本屋に行くか、少し大きめの本屋までいって、本を買っているので、それほど、支障はないのであるが。

最近は、アマゾンでも本を購入しており、かなり便利である。また、アマゾンは、古本まで買える上に、ブックオフよりも品揃えがよい。

ブックオフといえば、携帯を片手に、100円コーナーでうろちょろしているのがあるが、セドリであるらしい。アマゾンで、古本の値段に、わけのわからない金額がついているものがあったりするが、セドリの個人販売のようであるらしい。

2か月ほど前、古本屋で、本の話を聞くことがあったのであるが、創元社の推理文庫の一昔前のモノが売れているとかいっていたが、ブックオフで、本を仕入れたりしているようで、ある分野での根本史料になっている本を持っているので、それがいくらぐらいで取引されているのかと聞いてみたところ、どうやら本のタイトルすら知らなかったようである。

その古本屋も、一か月まえに、その前の道を通ることがあったのだが、すでに、店じまいをしてしまったようである。

本も、そろそろ電子化の時代になるであろうし、そうすれば、特殊なものを扱っている古本屋以外(たとえば、江戸時代の史料など)生き残ることが難しくなるのではないか、実際に、一昔前の漫画などは、インターネットで読めてしまうのである。

店じまいした本屋はさびしいもので、返品するための段ボールなどでいっぱいである。

この状況で、出版社が儲かっているとは考えにくい。漫画ぐらいしか売れていないのではないか?

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2件のコメントがあります
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    ECBの政策金利は、0.25下げでしたが、中銀金利0パーセント。実質的に逆さや発生で、さらに、マイナス金利へ舵を取る恐れありとのこと。

    ユーロはまだまだ下げそうです。

     

    古本屋は、特殊なもの。たとえば、歴史関係の資料を扱っているものなどがあります。そのような本屋は、生き残っていくと考えていますが、しかしながら、その店のご主人さんの年齢にもよります。つまり、後継者問題もありますので、さらに、数を減らしていくのではないかと考えています。

    もともと新刊を扱っていた本屋が、古本を並べたりしていますが、品ぞろえはいまいちです。

    主力商品が、漫画や、一般書の場合、おそらく、そのうち、チェーン展開している古本屋に淘汰されることになるでしょう。

    古本にしろ、新刊本にしろ、本という商品が、だんだんと魅力を失っていきつつあるということではないかと考えています。

     

  • イメージ
    鬼瓦 厳蔵さん
    2012/7/2 17:40

    勉強になります!m(_ _)m

     

    サミットで売りポジ100pp以上の利食いを逃し、

    下がるだろうと思い買い注文も入れず仕舞いで参りました^^;

     

    ユーロ買いの読みさすがですね。

    ECBの利下げ観測についての考察は刺激的で勉強になります。

    モウ山先生のブログを読ませてもらい、

    ECBは物価安定を重視すると言う事を思い出しました。

     

    今週はユーロドルの戻り売りを狙っているのですが、

    1.3282からの38.2%戻しを超えられないようなら売り狙い、

    上昇トレンドを形成するような基調なら、押し目買いしようと思っています。

     

    自分の地元は田舎なのですが古本屋はほとんど見なくなりました。

    それからおっしゃるよう通りアマゾンの品揃えは良くレビューも読め、

    送料はほとんど無料で済んでしまい、

    ネット販売をしない個人の普通な古本屋には勝ち目がないように思えます^^;