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ナダルが2回戦でまさかの敗退 -ウインブルドンテニス-
Tennis News より
[ロンドン 28日] テニスの四大大会の今季第3戦、ウィンブルドン選手権は28日、男子シングルス2回戦を行い、全仏オープン王者で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)はルカシュ・ロソル(チェコ)に7─6、4─6、4─6、6─2、4─6で敗れた。
ナダルを破ったロソルは世界ランキング100位の選手だというが、TVで見た限りではテニスの技術は勿論、試合態度、体力、精神面ともナダルといい勝負、いやこの試合に限っては、サーブからの攻撃力でやや勝っていたように見えましたね。試合のデータを比較しても、堂々たるものでランキング差を感じさせるものはありませんでした。
試合のデータ分析(数字はたいへん拮抗しています)
ロソル(チェコ) 対 ナダル(スペイン)
サービスエース 22 19
ダブルフォールト 3 2
1stサーブ確立 67% 67%
1stサーブポイント 83% 78%
2ndサーブポイント 58% 78%
最速サーブ 214Km/h 208Km/h
1stサーブ平均 198Km/h 189Km/h
2ndサーブ平均 162Km/h 152Km/h
ネットポイント 22/28=79% 14/21=67%
ブレークポイント 4/8=50% 3/4=75%
レシーブポイント 27% 26%
ウイナー 65本 41本
エラー 29 16
トータルポイント 139 137
再確認すると5セット(51ゲーム)戦ってサービスをブレイクしたのはロソルが4回、ナダルが3回だけ、トータル獲得ポイント差はわずかに2ポイントでした。
結末はナダルファンとしては残念でなりませんが、強いて敗因を探せばレッドクレー育ちのナダルが今回は芝のコートに十分アジャストできていなかったことではないでしょうか。それはリターンの球足がやや短かくなったのが多かったことと、芝に脚をとられて2回転倒したこと等目に見える形で表れていたと思います。短いリターンをすかさず突いたロソルのサーブからの攻撃力が終始ナダルを苦しめた試合展開でした。負けたナダルを責めるより、勝ったロソルを讃えたいと思います。
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