大王製紙「創業家の影響力排除へ」

arama-さん

 28日は株主総会の集中日にあたり、東京証券取引所に上場する企業のおよそ4割で株主総会が開かれます。不正借り入れ事件で前会長が逮捕された「大王製紙」や、巨額の損失隠しで揺れた「オリンパス」など注目企業でも28日朝から株主総会が行われています。

 「(Q.創業家の経営私物化について)違和感はあるが、今後どう進むかに期待したい」
 「(Q.きょうはどのようなことに注目していますか)北越紀州製紙との提携」(株主)

 大王製紙の株主総会には、去年のおよそ2倍のおよそ200人の株主が出席しました。総会の冒頭、佐光正義社長が創業家出身の前会長による巨額借り入れ事件について、「上場企業としてあるまじき事態により多大なご迷惑をかけた」と謝罪し、創業家が保有している株式を北越紀州製紙が買い取り、創業家の影響力が排除される見通しとなったことを説明しました。

 総会は再発防止策として会社側が提案した社外取締役の選任などの議案が承認され、1時間あまりで終了しました。(28日10:45)

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