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ゾウガメ「ひとりぼっちのジョージ」死ぬ

 南米エクアドルのガラパゴス諸島にあるピンタ島で唯一生き残っていたガラパゴスゾウガメの亜種「ひとりぼっちのジョージ」が、24日、死んだことが明らかになりました。およそ100歳の「大往生」でした。

 「ひとりぼっちのジョージ」は、1972年にピンタ島で発見されたオスのピンタゾウガメです。この発見は60年ぶりのことで、以来、ジョージは絶滅危機動物の象徴とされ、サンタクルス島のチャールズ・ダーウィン研究所で保護、飼育されていました。

 「ドアの所に行ったらジョージは元気にしていて、岩を登っているところでした。でも、そのあと戻ってみたら死んでいて、凍りつきました」(長年飼育してきた男性)

 ジョージは体重88キロ、体長1メートルあまり、年齢はおよそ100歳とされ、これまで2度、ほかの島のメスとのペアリングが試されましたが、成功しませんでした。ジョージの死因は不明で、今後、解剖して調べるということです。

 ガラパゴスゾウガメは絶滅危惧種に指定されており、現在はおよそ2万匹が生息しているとされています。(25日13:40)
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