2012年6月24日 21時23分
野田佳彦首相

民主党で、消費税増税を柱とした社会保障と税の一体改革関連法案に反対し離党を本格的に検討しているのは、小沢一郎元代表のグループに属する40人台にとどまっていることが24日、分かった。執行部とグループ関係者が明らかにした。野田佳彦首相は25日に開く臨時代議士会で、法案が26日にも衆院採決されるのを前に分裂回避に向け説得する考えだ。離党検討者が、さらに減る可能性もある。
小沢氏周辺は同グループの40人以上が離党届に署名したと強調、同調者の拡大に努めている。ただ採決で造反する意向を示しても、離党には「その後の展望が見えない」(中堅議員)としてためらう議員も多い。