計画停電区域内 信号機の大半消灯、手信号で対応へ

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 電力不足に伴い計画停電が実施されると、ほとんどの信号機が消灯になるとみられる。兵庫県内の信号は約7200基。このうち自家発電で対応できるのは最大約290基しかなく、県警は手信号での交通整理などで“人海戦術”を迫られる。停電区域の設定によっては混乱が予想されるため、県警は今月27、29日に各署の交通担当者を集め手信号の訓練を行う。


 県警交通規制課によると、県内約7200基の信号機のうち、自家発電装置を備えるのは約220基。別に携帯型発電機を接続できる信号機が約70基あるが、停電の対象区域内は大半の信号機が消灯するとみられる。

 都市部の大規模交差点であれば、複数車線の通行をコントロールするため、1カ所に十数人を配置しなければならないという。このため、各署だけでの対応は難しく、停電地域に応じ、要員の派遣を検討する。

 昨年、東京電力が神奈川県や千葉県で行った計画停電でも、警察官が交差点で交通整理に当たった。27、29日は、信号機を消灯させた交差点で交通整理の訓練を行い、手信号の技能を確認する。

 県警は「計画停電が実施されれば、事故発生の危険性が高まる。安全確保を最優先し、対応を検討したい」としている。

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