かのぴさんのブログ

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メモ:MSCI

以下は大和さんのレポート
   市場で注目されているMSCIのイベントなのでメモメモ


韓国・台湾が先進国入りなら、中国株などにメリット

さて、国際分散投資で最も有名なベンチマークを提供するMSCIは、
日本時間の21日(木)早朝に
韓国と台湾を新興国(エマージング)から先進国にクラス替えするかどうか
の発表を行う予定だ。
ここ数年は毎回話題となる事項だが、変更があればサプライズと言える。


以前は先進国ばかりが国際分散投資の対象で、先進国に分類されると自動的に資金流入が
行われると期待されてきた。ただし、現状では新興国市場の人気が以前よりも高く、先進
国入りとなっても両市場へのインパクトは以前より小さくなったと言える。

むしろ、新興国に残る国にとっては資金配分が増える可能性がありメリットが大きいので
はないか。新興国指数に占める両市場のシェアは26.0%なので、
残る国にとっては35.1%もの資金増ということができる。

どの程度の額がMSCIと連動するかは全く定かではないが、仮に外国人投
資可能時価総額の5%程度(より小さい可能性がある)が影響されると仮定すると、新興
国内でシェア最大の中国株なら9000億円規模の資金配分増と計算される。


一方、先進国に関しては、韓国・台湾合計で対ワールド比4%弱程度のシェアとなること
から、既存の先進国はその程度のアロケーションダウンとなる計算。日本市場における外
国人投資可能時価総額の5%程度がMSCIと連動すると仮定すると、40億ドル台半ばの
売却規模となる計算だ。
EAFE(北米を除く先進国)など日本株シェアがより高い運用も存在することから、日本株についてはざっくり4000億円規模の売却圧力となる可能性もある。
以上の計算は投資家の新興国投資金額と先進国への投資金額が変わらないことが前提だ。



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