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2008年3月11日(火)本日お伝えする内容はこちら!
1.時価総額、400兆円割れ
2.新銀行東京、債務超過4000社に融資
3.枠組みを変える
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■編集後記
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●枠組み
の続きですが、枠組みは変える、というよりも目の前のことを一生懸命やっていると勝手に変わるという言葉が当てはまるような気がします。
変わるキッカケというものは、必要なときに必要なひとから与えられるように思います。
変わらないのは、自分に何か一生懸命さが足りないということではないか、と考えるようにしています。
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( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■本文テキストはこちらから!
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1.時価総額、400兆円割れ
●東証では日経平均株価が続落、約2年半ぶりの安値をつける
●東証一部の時価総額は1月22日以来、約1ヶ月ぶりに400兆円を割り込んだ
●アジア株も総じて軟調だったことも投資家の心理を冷やした
東証では日経平均株価が続落。約2年半ぶりの安値を付けた。ここで注目したいのは、1月22日以来、約1ヶ月ぶりに400兆円を割り込んだ。
私は、株式時価総額と国内景気動向を示す国内総生産(GDP)は最終的には相関すると考えている。では、日本のGDPはどの程度か、と言えば約500兆円。つまり、現在の日本の株式時価総額は、国力よりも2割以上過小に評価されていることになる。これは、日経平均株価の水準で言えば、本来15000円程度はあってもおかしくはないということになる。
この考えは、日本のみならず、多くの先進諸外国にも当てはまっている。米国はこの10年でGDPが約2倍に増加した。それは、私の持論でもある消費人口が増大したためだ。結果、NYダウはここ10年でやはり2倍に伸びている。
また、インドを含めた新興諸外国についても同様だ。特にインドに関しては、プレミアムメールマガジン「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」で現地取材の内容と共に、詳細にお伝えした。ご興味ある方は、国内株投資に加え、諸外国への投資における考え方を共有していただければと思う。
お問い合わせはこちら/ toiawase@terunobu-kinoshita.com 【メールマガジン問い合わせ20080311】
2.新銀行東京、債務超過4000社に融資
●多額の累積損失を抱え経営難に陥っている新銀行東京
●開業以来融資した中小企業のうち3割の約4000社が債務超過
●新銀行の今三月期末の累積損失は1016億円にのぼる
多額の累積損失を抱え経営難に陥っている新銀行東京が05年4月の開業以降融資した中小企業のうち全体の3割にあたる約4000社が債務超過だったことがわかった。
「官から民へ」の流れに逆行する中で設立された同行。同行には東京都が400億円を追加出資する是非を巡って議論が起こっている。設立を主導した石原慎太郎都知事にも責任追及に発展する可能性がある。新銀行の今3月期の累積損失は1016億円にのぼり、資本の85%を既存する見通しだ。
かつては自分も融資マンだった。時代も影響しているが、融資よりも回収に追われ、同僚や上司から、融資のあるべき姿を背中から学んだ気がする。
たった数年しか経過していない銀行が、これだけずさんな融資を行っていたというのは、いったいどうしてなのだろうか。
融資マンの中には、おかしいと感じていた方もいるだろう。中小企業の復活こそが日本を復活させる。経済の血である金融がおかしいとなかなか復活は難しい。今回の問題を糧に、中小企業へお金が流れ込む仕組みが真剣に議論されるべきだと思う。
3.枠組みを変える
●発想転換、自分の価値高める
●枠組みを変えられるか
●自分よし相手よし地域よし
人生の大半を費やす仕事の時間。ともに働く人は、場合によっては家族以上に多くの時間を過ごすことになる。そんな仕事を楽しめないとしたらこれほど苦しいことはないだろう。日経産業新聞コラム「見方変えてあなたをカエル」では、枠組みを変えることの重要性を説いている。が、枠組みを変える方法には少し疑問がある。
●この春の人事異動で社交的な佐藤君は営業を希望していたのに、経理部にまわされてしまいました。数字にはまったく興味のない佐藤君は、いっそ会社を辞めようとまで思いつめています。しかしこう考えてみてはどうでしょう。これは数字のわかる営業マンになるための時間だと。案外営業畑で財務諸表の見方までわかる人は少ないもの。もし経理の知識を身につければ、自分の幅が広がり、きっと将来とても強い武器になります。
これは、たしかにうなづける内容だ。しかし、実際問題として多くの社員が悩むのは「営業」部門に果たして今後配属される可能性があるのか、という点だろう。また、経理を知っていることが強みになるといっても、営業に配属されて必要な経理知識を身につけるほうが早いし実践的に決まっている。私はこういった説明を社員にはしない。
それよりも、「とにかく目の前の仕事をごちゃごちゃ言わずにやってみたらどうか」と話す。仕事はどんな仕事も奥深い。そこで仕事の面白さを自分なりに見いだすことができるから、将来自分のやりたい仕事が回ってくる。目の前の仕事が将来役立つという説明は私は詭弁に聞こえる。つまらない仕事かもしれない、でも、それを一生懸命やっていることを見ているぞ、という説明を繰り返し、励ます上司、同僚がいなければ、モチベーションなんて続く訳がない。
◇発行人/編集人
木下晃伸(きのしたてるのぶ) (社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
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