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本日の日中立会見通し


13日のNY金相場は4営業日続伸。1月以来の最長の連続高となった。中心限月8月限は5.60ドル高の1,619.40ドルで取引を終えた。13日のNY金相場は、米商務省が発表した5月の小売売上高は前月比0.2%減少し、2カ月連続でマイナスとなった。一方で5月の卸売物価指数は、前月比1.0%下落し、これらの経済指標の発表を受けて追加金融緩和策の期待が高まった事から金買いが活発になり、寄り付き直後に大幅に値を伸ばした。金は2008年12月末から2011年6月にかけて70%上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が借り入れコストを過去最低水準に維持し、2回にわたる量的緩和プログラムで総額2兆3,000億ドル相当の債券を購入した事が背景にある。また、スペインやイタリアに債務危機の連鎖が起きる可能性があるとの懸念や週末に予定されているギリシャ再選挙に対する不安も引き続き下支え要因となっている。本日は、(17:00)6月ECB月報、(21:30)米新規失業保険申請件数、米5月消費者物価指数、(25:00)ゼーリック世銀総裁講演などに注目したい。

日中取引レンジ   4,095円~4,161円  


大豆
13日のシカゴ大豆相場は、世界経済を巡る懸念と産地での降雨の可能性が高まった事などに圧迫されて反落した。中心限月7月限は26.75セント安の1,408.25セントで取引を終えた。現在示されている気象パターンが降雨に向かう可能性が高まりつつある事や世界最大の大豆輸入国である中国の経済成長が予想より鈍化する見通しが、中国政府系シンクタンクの幹部によって示された事などが、圧迫要因となり反落した。市場は本日に全米油実加工業者協会が発表する5月の大豆圧砕高が1億3,510万ブッシェルとなり、4月の1億3,170万8,000ブッシェルを上回ると見ている。今週も、天候と欧州問題を注視しながらの揉み合いを継続中。

日中取引レンジ   44,450円~45,350円

池末
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