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再生エネ投資、20兆円超す
再生エネ投資、20兆円超す 11年、日本6位
2011年に世界全体で太陽光発電などの再生可能エネルギー開発に投資された額は、前年から17%増加し、過去最高の2570億ドル(約20兆7千億円)に達したとする報告書を11日、国連環境計画(UNEP)などが発表した。
太陽光発電のコストが急激に低下したために各国で開発が進み、設備容量は昨年1年間で1・7倍に増加。風力発電も着実に増えた。総投資額は07年のほぼ2倍に急伸した。
報告書は昨年3月の東京電力福島第1原発事故以来、原子力への投資意欲が失われ、再生可能エネルギー関連投資に向かったことも一因だと分析している。
国別では中国国内での投資が510億ドルと最も多く、米国の480億ドルが2位。日本は90億ドルで英国、スペインと並ぶ世界6位だった。
UNEPのアヒム・シュタイナー事務局長は「地球温暖化対策やエネルギー安全保障、発展途上国での電力供給といった観点から再生可能エネルギーの重要性は急速に高まっている」と指摘した。20日からの国連持続可能な開発会議(リオ+20)に向け「各国政府は再生可能エネルギーの支援政策などを真剣に議論すべきだ」とした。
昨年は太陽光発電が世界的に急成長し、総設備容量は1年間で2970万キロワットと大型原発30基分近く増え、総計で6970万キロワットに達した。
日本の太陽光発電の容量は1年間で129万5千キロワット増えて490万キロワットに達したが、これはトップのドイツの約5分の1。1280万キロワットのイタリアに次ぐ3位にとどまり、風力発電の開発も低迷していた。
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