こんばんわ。 いつも拝見させて頂いております。
難解な相場が続いてますが、いい加減に早く海外の悪材料が沈静化して通常相場に戻って欲しいですね。
先週末の下げは、 海外筋資金の空売りの買戻し による ここ2~3日の急反発を受けて、目先安値の買い方筋の足早な利益確定売り と 先物の売りが 折角 急反発した株価を押し下げたと私は、思っています。背景に、中国 4月~6月GDPに対する 彼ら海外筋の疑念が、有ると思います。
私の記憶では、昨年秋頃、中国のGDP減速トレンドは、年明けの第1四半期(1月~3月)には ボトムアウトする とのエコノミストやアナリストの観測記事(ロイターやブルームバーグ)が見受けられました。
それに伴い、上海市場の株価は、昨年末 12月に暴落し 底値打ちをして 回復に転じました。ところが、2月頃から 第一四半期(1月~3月)での中国GDP底入れを 疑問視する報道が出始め、中国の景気底入れは、第2四半期(4月~6月)にずれこむのではないかとの観測記事が見受けられました。コマツの株価が上げ止まり出した頃です。
その後 上海市場は、3月の末に大きく下落しました。やはり、4月初旬に発表された中国第1四半期のGDPは、予想を下回る内容で、結果的に 第一四半期での景気底入れとはならず、中国の景気底入れは 第二四半期に持ち越されたようだ との観測記事が出ました。上海市場は、4月~5月 再び持ち直しを見せますが、1月高値は、抜けませんでした。
第二四半期(4月~6月)の中国GDPは、7月初旬に発表されますが、中国の景気底入れの時期については、市場 特に海外筋が、 疑心暗鬼になっているように感じます。
最近の記事では、中国のGDP底入れは、第3四半期(7月~9月)になりそうだ との国内記事が有りましたが、中國の不動産バブルの後遺症は大きく、中国経済の回復は、今年後半に延びる と観る欧州系ファンドの香港駐在アナリストの記事も有りました。
私は、上海市場は 6月末から7月初旬に向けて、ずるずると下げ行くのでは と観ていますが。欧州債務問題と中國の悪材料出現の時期が重なる場合に特に不安に感じます。