NGTNさんのブログ
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今日の相場 -3/10-
∇ダウ:11,893.69(-146.70) ナスダック総合指数:2,212.49(-8.01) S&P500:1,293.37(-10.97)
予想を大きく下回る雇用統計を受け大幅安で始まりましたが、FRBによる資金供給を好感し一時はプラスへ。しかし、週末ということもあり、結局大幅続落で終えました。
・米2月雇用、2カ月連続で減少=市場、すでにリセッション織り込む
失業率が低下しているのは雇用状況が悪くて職を探すのを諦めた人が多いから、ってbloombergの記事には書いてありました。職に就く意思があるけど職を得られない人が失業者なので、諦めちゃって職探しをしていない人は失業者にカウントされないのです。
http://www.gci-klug.jp/masutani/08/03/09/22_3.php
・FRBが3月のターム物入札額を各500億ドルに拡大、流動性問題に対応
期末前ということもあって色々と逼迫しているみたいです。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30719720080307
・米カントリーワイド、FBIが捜査中 不正融資などの疑い
土曜に出たニュース。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200803100017.html
・再送:投資適格級社債スプレッドが過去最高水準にワイド化、弱い米雇用統計で
1997年以降最大のスプレッドになっているって、どこかで読んだんだけど、どこだか忘れました。2001年頃のリセッションの時よりもまずい状況と社債市場は示しています。CDSやら地方債やら色々な市場でリスクプレミアムが高止まりしている状況では、株式のイールドスプレッドも開かざるを得なく、そのため長期金利低下によるPERの拡大が起こらなくなっているのではないかと思います。というわけで、株価の上昇には、マクロ経済指標が好転していくことも大事ですが、クレジット市場など他の市場のリスクプレミアムが下がってくることも必要であると思います。(色々端折って書いていてわかりにくいと思われますが、簡単に言うとリスクが嫌気されている状況なので、リスクの高い商品である株式も売られちゃうってことです。これは金融工学的な見方でして、ファンダメンタル面では調達金利の上昇により企業収益が圧迫されることが株価の下落につながるという見方も出来ます。)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813888720080307
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK813764320080307
∇日経平均:12,532.13(-250.67) TOPIX:1,224.39(-23.38)
市場予想を大幅に上回る機械受注を受けて、日経平均は寄り付き直後は前日比変わらずくらいまで買われましたが、その後は買いは続かず結局大幅続落で引けました。長期国債先物の動きを見るとペアトレードによる株先物への売り圧力もあったと思いますが、もっときつかったのは現物の売りだと思います。鉄鋼、非鉄、商社、海運、重工、造船あたりの、景気循環株、バリュー系でくくられる銘柄が、めちゃくちゃに売られていました。虎年さん風に言えば、”バリューの崩壊”でしょうか。ABS、RMBS、社債、地方債などの価格が下がっているのでこれを担保にしていたヘッジファンドが担保不足になって株式を投売りしている(去年の8月や11月のように)、もしくは国内機関の期末前の売りだと思われますが、おそらく売らざるを得ないところが売っているのでしょう。アメリカ下がったし不安だからとりあえず売っておくか~という売りではなくて、強制的な売りのように見えました。いつ売りが止むのかわかりませんが、しばらくは上記の銘柄への売り圧力を注視していきたいと思います。
TOPIXは、2005年の郵政解散直後と同じくらいまで下がってきました。2005/8/8に郵政民営化関連法案が否決されて小泉首相が衆議院解散総選挙に踏み切って、その後、構造改革期待から2005年後半に日経平均は大幅に上昇して、新興バブルが来て・・・。私は、2005年4月に株取引を始めたので当時のことは印象深くて、あの時始まった上昇分がほぼ失われてしまったと思うと、少し感傷的な気持ちになります。
・UPDATE3: 1月機械受注(除船電)は前月比+19.6%、96年10月以来の高水準
特殊要因で押し上げられた面もあったようです。
http://jp.reuters.com/article/economicPolicies/idJPnTK009890820080310
・日銀人事は困難だが、克服しないといけない─福田首相=伊吹自民幹事長
ガキのケンカみたい。
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK009986420080310
・東証、システム障害でアルプス株と名鉄株午前売買を停止
また障害発生。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30732020080310
予想を大きく下回る雇用統計を受け大幅安で始まりましたが、FRBによる資金供給を好感し一時はプラスへ。しかし、週末ということもあり、結局大幅続落で終えました。
・米2月雇用、2カ月連続で減少=市場、すでにリセッション織り込む
失業率が低下しているのは雇用状況が悪くて職を探すのを諦めた人が多いから、ってbloombergの記事には書いてありました。職に就く意思があるけど職を得られない人が失業者なので、諦めちゃって職探しをしていない人は失業者にカウントされないのです。
http://www.gci-klug.jp/masutani/08/03/09/22_3.php
・FRBが3月のターム物入札額を各500億ドルに拡大、流動性問題に対応
期末前ということもあって色々と逼迫しているみたいです。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30719720080307
・米カントリーワイド、FBIが捜査中 不正融資などの疑い
土曜に出たニュース。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200803100017.html
・再送:投資適格級社債スプレッドが過去最高水準にワイド化、弱い米雇用統計で
1997年以降最大のスプレッドになっているって、どこかで読んだんだけど、どこだか忘れました。2001年頃のリセッションの時よりもまずい状況と社債市場は示しています。CDSやら地方債やら色々な市場でリスクプレミアムが高止まりしている状況では、株式のイールドスプレッドも開かざるを得なく、そのため長期金利低下によるPERの拡大が起こらなくなっているのではないかと思います。というわけで、株価の上昇には、マクロ経済指標が好転していくことも大事ですが、クレジット市場など他の市場のリスクプレミアムが下がってくることも必要であると思います。(色々端折って書いていてわかりにくいと思われますが、簡単に言うとリスクが嫌気されている状況なので、リスクの高い商品である株式も売られちゃうってことです。これは金融工学的な見方でして、ファンダメンタル面では調達金利の上昇により企業収益が圧迫されることが株価の下落につながるという見方も出来ます。)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT813888720080307
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK813764320080307
∇日経平均:12,532.13(-250.67) TOPIX:1,224.39(-23.38)
市場予想を大幅に上回る機械受注を受けて、日経平均は寄り付き直後は前日比変わらずくらいまで買われましたが、その後は買いは続かず結局大幅続落で引けました。長期国債先物の動きを見るとペアトレードによる株先物への売り圧力もあったと思いますが、もっときつかったのは現物の売りだと思います。鉄鋼、非鉄、商社、海運、重工、造船あたりの、景気循環株、バリュー系でくくられる銘柄が、めちゃくちゃに売られていました。虎年さん風に言えば、”バリューの崩壊”でしょうか。ABS、RMBS、社債、地方債などの価格が下がっているのでこれを担保にしていたヘッジファンドが担保不足になって株式を投売りしている(去年の8月や11月のように)、もしくは国内機関の期末前の売りだと思われますが、おそらく売らざるを得ないところが売っているのでしょう。アメリカ下がったし不安だからとりあえず売っておくか~という売りではなくて、強制的な売りのように見えました。いつ売りが止むのかわかりませんが、しばらくは上記の銘柄への売り圧力を注視していきたいと思います。
TOPIXは、2005年の郵政解散直後と同じくらいまで下がってきました。2005/8/8に郵政民営化関連法案が否決されて小泉首相が衆議院解散総選挙に踏み切って、その後、構造改革期待から2005年後半に日経平均は大幅に上昇して、新興バブルが来て・・・。私は、2005年4月に株取引を始めたので当時のことは印象深くて、あの時始まった上昇分がほぼ失われてしまったと思うと、少し感傷的な気持ちになります。
・UPDATE3: 1月機械受注(除船電)は前月比+19.6%、96年10月以来の高水準
特殊要因で押し上げられた面もあったようです。
http://jp.reuters.com/article/economicPolicies/idJPnTK009890820080310
・日銀人事は困難だが、克服しないといけない─福田首相=伊吹自民幹事長
ガキのケンカみたい。
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK009986420080310
・東証、システム障害でアルプス株と名鉄株午前売買を停止
また障害発生。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30732020080310
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よく分かりませんが、比較的電鉄株や金融株は相対的にパフォーマンスが良かったようですね。個人的にはありがたいのですが。
ただ、それ以外はほぼ「壊滅」でした。いい仕込時かなと勝手に思っていますが、手元流動性が逼迫して、手が出せる状況にはありません。
日銀人事、何やってるのですかね?こんなことに時間を費やすのは最早「バカ」としか言い様がないですね。
こんばんは。保険とか何で上がってるんだろ・・・って感じでした。ショートの買戻しなのかもしれません。
日銀次期総裁は空席にならないようにして欲しいものですね。実務に大した影響が出ないとしても、印象が悪すぎです。
>・UPDATE3: 1月機械受注(除船電)は前月比+19.6%、96年10月以来の高水準
特殊要因で押し上げられた面もあったようです。
2月に発表された10-12月GDP速報値も市場予想を大幅に上回っていましたね。この時は好感して買われましたが、今回は売り込まれていますね。何というパフォーマンスの悪さ。こういった場合は更なる失望売りを呼び込みそうですね。今週は大型SQも控えていますし、日経平均株価が12000円を割る可能性は非常に高い様に思えます。実は03年から4年間続いてきた大相場は11800円辺りを大底とすると丁度、黄金分割で説明がつくんですよ。まあ、そんな割りきれるものではないかもしれませんが。
こんにちは。機械受注が好感されたのは朝の10分間くらいでした。昨日は、現物の需給が悪すぎました。
日経平均12000円、1ドル100円の大台は、意識しているマーケット参加者が多そうですね。