マイニング事業本部の高瀬利彰副本部長が5日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューで語った。同社はこのほど、アフリカの鉄鉱石向けの鉱山機械をブラジルのヴァーレから受注したほか、トルコの金鉱山向けも別の資源会社から受注。13年3月期の部品やサービスを含む鉱山機械部門の売上高は前期比33%増の2000億円程度見込んでいる。来期も増収が可能だという。
鉱山業界では、米ジョイ・グローバルが5月31日、石炭需要の減速懸念などから通期の収益見通しを下方修正。英・オーストラリア系のBHPビリトンは同15日、向こう5年間の設備投資計画800億ドルについて、資源価格の下落により未達に終わるとの見通しを明らかにしている。商品24銘柄で構成するS&PのGSCIスポット指数は、2月24日の年初来最高から17%下落している。
高瀬氏によると、日立建機には契約のキャンセルや新規受注の減少はみられず、むしろ鉱山会社からの引き合いは非常に強いという。需要の減速は「心配していない」と述べるとともに、受注は「まだまだ来る」と述べた。
同社は3月、鉱山機械の増産で総額470億円の投資を発表。茨城県のひたちなか市にある既存の2工場に隣接した土地を取得し、それぞれ新工場を建設、油圧ショベルやダンプトラックを増産。鉱山機械事業を拡大しをシェアの高いキャタピラーやコマツを追撃する体制を整える。
日立建機は日立製作所が過半数の株式を保有。株価は年初から6日までに11%上昇しており、コマツの2.6%上昇を上回っている。ジョイ・グローバルは同期間に23%下落している。
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先ほど中国が政策金利を引き下げると発表したし明日の日立建機は寄付きから強そうな感じがする。