金
7日の東京金日中取引は、6日のNY金相場の上昇を受けて、手じまい買いが先行して始まった。中心限月の2013年4月限は、4,144円と19円高で始まった。その後は、NY金時間外取引が反落しながらも、為替の円安などで下げ渋っている事から、寄り付き値を挟んだ展開となった。市場は、米国の追加金融緩和期待が海外高の背景となっている事から、今晩のバーナンキ米連邦縦鼻制度理事会(FRB)議長の議会証言(23:00)に注目が集まっている。6日のNY金相場は、ロックハート・アトランタ連銀総裁、ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀、イエレンFRB副議長が相次いで追加緩和の必要性に言及した為、緩和期待が強まり、NY金相場は上昇した。バーナンキ議長の議会証言は経済見通しがテーマであって、金融政策には触れない可能性がある、しかし昨晩のFRB幹部らの発言を否定する様な事は言わないものの、曖昧な表現に終わるのではと考えられる。今月はイベントが目白押しであるが、まず最初の大きいイベントをどの様な形で通過するか注目である。
夜間取引レンジ 4,065円~4,205円
池末