アジアさんのブログ
スペイン、EFSFへの支援要請行うのか決定すべき=独報道官
[ベルリン 6日 ロイター] ドイツ政府のザイベルト首席報道官は6日、厳しい条件を伴う支援要請にスペインが後ろ向きであることについて、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)からの支援を要請するのかどうかを決定するのは政府だとの見解を示した。
ザイベルト報道官は記者会見で「原則は明確だ。支援要請は政府が行わなければならない」と言明した。
またドイツ財務省のコットハウス報道官は「スペインだけが何を行い、何を行わないのかを決定できる」と指摘。その上で、スペインがどのような行動を取るかの憶測には加わらないとした。
ECB理事会後のドラギ総裁の発言要旨
[フランクフルト 6日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は6日、主要政策金利であるリファイナンス金利を1.00%に据え置いた。
下限金利の中銀預金金利も0.25%に、上限金利の限界貸出金利も1.75%に、それぞれ据え置いた。
理事会後に開かれた記者会見でのドラギECB総裁の発言要旨は以下の通り。
<経済見通しへの下方リスクは増大>
高い不透明感が信頼感やセンチメントの重しになっており、ユーロ圏の経済成長は引き続きぜい弱だ。そのため経済見通しへの下方リスクは高まっている。
[ブリュッセル 6日 ロイター] 欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率改定値は、前期比変わらず、前年比マイナス0.1%となった。速報値は前期比・前年比とも変わらずだった。
前年比の伸びは速報値から下方修正されたものの、力強い輸出が投資と在庫の減少を補い、リセッション(景気後退)を回避した。
EU統計局によると、投資と在庫の減少が、GDPをそれぞれ0.3%ポイントと0.2%ポイント押し下げた一方、輸出が0.5%ポイント押し上げた。
財政再建への取り組みで抑制されている政府支出や、家計支出によるGDPへの寄与はなかった。
現在、スペイン、オランダ、ポルトガル、ギリシャ、イタリア、キプロスが2四半期連続あるいはそれ以上のマイナス成長となり、リセッション入りしている。
ESMによる直接的銀行資本増強、監督面での条件必要=仏経済相
[パリ 6日 ロイター] モスコビシ仏経済・財政・対外貿易相は6日、スペインの銀行に対し欧州安定メカニズム(ESM)からの直接的な資本増強を実施する場合には、銀行監督の面で条件を伴うことが必要になるとの考えを示した。
経済相は、記者会見で「ESMを通じた銀行への直接的な資本増強については、適切な監督を条件とすることをフランスは望んでいる」と述べた。
また「スペイン政府が希望するなら、われわれは迅速な対応が可能な連帯の制度を有している」と指摘。目先に差し迫った支援の必要性がある場合には、既存の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)を活用できるとの考えを示した。
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