金
5日の東京金相場は、4日のNY金相場が反落したものの、現在、取引されている時間外取引が1,620ドルを挟んだ展開で堅調に推移している為、東京金は前日終値を挟んだ展開となった。市場は6日の欧州中央銀行(ECB)理事会や7日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で一段の金融緩和が示唆されれば、一段高があり得るとの見方から堅調に推移した。しかし、今の段階で緩和策について、特段の言及は無いのではと考えられる。この段階で言及しても、全て欧州債務危機問題に打ち消される為、6月で終了のツイストオペを延長したとしても、追加金融緩和(QE3)は見送られるのでは?そうなると、追加金融緩和を最大のよりどころとしたNY金の戻り基調も長続きはしないのでは?NY金が1,600ドルを維持できるかがポイントとなる。
夜間取引レンジ 4,035円~4,115円
池末