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本日の夜間立会見通し


4日の東京金日中取引相場は、先週末のNY金相場が急反発した事から、先週末比132円高の4,066円で始まった。週末1日に米労働省が発表した5月の雇用統計の内容の悪さを受け、米国の追加金融緩和策(QE3)に対する期待感が高まり、NY金は5月9日以来の1,600ドル台を回復した。手じまいや強気の買いが先行した。現在、NY金時間外取引は1.620ドルを挟んだ展開となっているが、日足ベースの一目均衡表の雲の下限1,650ドル近辺、週足ベースの基準線1,660ドル近辺と一目均衡表の雲の下限1,610ドル近辺のレンジでの展開が続く可能性がある。1,600ドルを維持できるかがポイントとなりそうである。今週に注目されるのは、7日の米上院で開かれるバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の「経済見通し」についての議会証言。もし悲観的な発言があれば、追加金融緩和策(QE3)への期待感が高まり、1,650~1,660ドル近辺へと向かうと考えられる。逆に、経済見通しに懸念が示されなければ、QE3が遠のいたとの観測で、1,600ドルを割り込むと考えられる。何れにしても、今週も欧州債務問題と米国の追加金融緩和策(QE3)の綱引き状況が続き、7日のバーナンキ議会証言と8日の株式市場SQがポイントとなりそうである。

夜間取引レンジ   4,020円~4,119円

池末
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