ECBのバズーカと日銀のPKOに期待。
水曜は大きな節目になりそうですが、チキンレースの最中でもあり、欧州はまたまた、可もなく不可もなくのずるずるパターンになる可能性のほうが高い。
チキンレースの決着がついて、ドイツの面目を立ててからバズーカ? 八岐大蛇(やまたのおろち)を相手にするECB総裁には、高度な政治的配慮が要求される。 バズーカの先打ちでは緊縮財政を強要しにくくなるのです。
一方、日本政府は、日銀に強力なPKOを続けさせる公算大。
株価底抜けで第二リーマンショックのようになっては、増税は吹っ飛ぶからです。
で、増税法案通ったら、来年選挙までは円安に持って行くかも知れません。
官僚の天敵たる第三極潰しを狙うならば、一旦の円安化で、うるさい反デフレ派を口封じすることが必要だから。
円安化で景気を底上げすれば、増税でも税収増となり、増税政策を正当化出来るし。
こうして、財務省(親分)・民主党(子分1)・大マスゴミ(子分2)の鉄のトライアングルは一層強化される。
野党・自民は時々、財務省親分に刃向かおうとする民主党・大マスゴミへの牽制球として活用されることになる。
ポチ二匹(民主党、自民党)を競わせて、官僚の天下は安泰。
ただし、国民や財界をお上依存、役所依存にさせるため、景気をガンガンに良くするような円安までは持って行かない、、、デフレ本格脱却まで何年かかかる(かける)という日銀ステートメントにはそういう含意もあるのでしょう。
第三極が壊滅し、国民や財界が官僚様に心服したときにガンガンの円安にするかもです。 これは対中国、対韓国で日本が弱体化しすぎないために必要。
米国要人から増税支持発言が出たりするのは、官僚主導でなければ日本は治まらないという諦めもあり、官僚主導の社会主義国家であれば日本は米国にとって好都合なそこそこの強さに止まるという計算もある(米国にとっては、日本が弱くなると対中国のパワーバランスで困るし、強くなりすぎても困る。日本の第三極には自主独立的発想が強すぎ、米国にはちょっと危険)。
日本社会が公正になり、日本国民の生活がもっと豊かで安全で自由になるには、オイルショック以降の官僚主導国家からリフレッシュする必要がありますが(つまりは第三極政権)、階級化社会(官庁でも関連業界出身者、二世三世増加中)のなかの家畜でもほどほどの生活を望むならば、自民vs民主の新75年体制(55年体制ではない)を選択、という流れでしょう。