金
日中取引時間は、NY市場の下落を受け前日比21円安の3947円で始まる。その後も、欧州債務不安や米景気減速懸念を背景に円高が進行していることやNY時間外も軟弱な動きであったため手仕舞い売りに終日押され結局前日比33円安の3935円で終了。31日のNY市場は、低調な米経済指標や株式相場の動きを手がかりに方向感なく推移、前日比1.5ドル安の1564.2ドルで終了。スペインの財政や銀行問題など、引き続きユーロ債務危機が重しになる中、米商務省が発表した米GDP伸び率が下方修正、また民間の雇用関連指標が悪化傾向を示したことで、米景気回復の勢いの弱さが示唆された。本日米雇用統計の発表を前に警戒感が広がってきている。本日夜間取引時間は、21:30発表予定の米雇用統計発表次第であるが、米労働市場の弱さが示されるようであれば、一段安が考えられるが同時に、目先底入れが近い可能性も出てくる。慎重な判断が必要であろう。
夜間取引レンジ 3,895円~3,979円
中川