日中取引時間は、NY市場が上昇したことを受けて手仕舞い買いが先行、前日比10円高の3978円で始まる。その後は円高が進行するとともに売られたが、比較的NY時間外が堅調な値動きが下値を支え結局前日比1円高の3969円で終了。30日のNY市場は、欧州債務危機の深刻化を懸念し、株式相場や債券相場が売られたことにより、安全資産として評価され買われた。ただここに至るまでの下げ過程では、金もリスク資産として捉えられ、売られてきた経過を考えると矛盾を感じる。現物需要の高まりであれば上昇トレンドの始まりとも取れるが、現物需要は鈍いだけに一時的な上昇と思える。いずれにしても、当面はユーロ圏のニュースに振り回される展開が続きそうである。明日の米雇用統計を前に、今日はADP雇用統計・新規失業保険申請件数に注目である。本日夜間取引時間は、米雇用環境の回復・鈍化により大きく変動する可能性がある。また国内は円高の進行懸念もあるため、売り優勢と思われる。

方向性         戻り売り 
夜間取引レンジ   3,927円~3,997円

中川
日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さんのブログ一覧