7日発表されたアメリカの雇用統計が予想以上に悪く、5年ぶりの大幅減少ということで、NYは146ドル安の11893ドルとなった。住宅ローン会社の破綻の可能性がうわさされているようであり、どうにも先行きの見通しは暗い。終値ベースで1月22日の11971をきってしまっている。ざらば安値の1月22日の11634をきるかどうか注目だが、日足のボリンジャーは下に開きつつあり、まだ下げる感じである。月足はマイナス2σまできており、下げが加速する危険すらある。
為替は一時101円40銭までつけ、そのあと少し戻して102円台となっている。しかしチャートでは日足、週足、月足ボリンジャーでもどれもマイナス2σ近辺で、どこまで円高になるか、歯止めがちっともみえない感じになっている。直近の戻しも限定的という声が強いようで、100円割れも覚悟するべきだろう。RCIはいずれも底値であるので、どこかでトレンド反転のサインがでてほしいものだが、まだその予兆はないようだ。
デカップリングなどといった議論は、現実があっというまに吹き飛ばしてしまったようだが、アメリカの本格リセッション入り、円100円割れの可能性、企業の減益といった可能性をまだ日本の株式市場が織り込んでいるとはちょっと思えない。1月22日の安値12573を守るのは、かなり困難な状況となっている。
だがここをわってくると日足週足ではめどを失うことになってしまう。最悪どこまで下げるかよくわからないが、月足の雲の下限12179あたりがひとつのめどとなるかもしれない。もっともTOPIXは一足早く雲の下限に到達してそこでとまっており、もしここが割れると、遅行線が雲の下限とぶつかる1000ポイント近辺まで節目を失いかねない。
このあたりで踏みとどまってほしいものだ。日経平均とTOPIXも月足週足のRCIは底値にあり、いい加減反発の機運がでてきてほしいものだが・・・
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さて、厳しい地合いに持ち込まれましたね。
今回のパターンは今後も訪れるでしょうね、上げるだけ上げて一気に売り込む海外勢。
そしてキャッシュを確保、売り建ての出番待ちにまわりたい
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