バンガードは24日の発表文で、「バンガード・ハイイールド・コーポレート・ファンド」は半年間で20億ドルの顧客資金が流入したと説明。既存株主や一部の顧客に対しては募集を継続するとしている。同ファンドは、ボストンを本拠とするウェリントン・マネジメントがアドバイザーを務める。
JPモルガン・チェースのストラテジストが18日発表したリポートによると、今年はここまでジャンク(高リスク・高利回り)債ファンドに2011年通年を48%上回る231億ドルの資金が流入しており、Tロウ・プライス・グループもジャンク債ファンドの募集を停止している。ただ今月のジャンク債のリターンはマイナス1.3%となっている。ギリシャの政治危機が同国のユーロ圏離脱につながり、欧州がリセッション(景気後退)に陥り、金融システムは混乱しかねないとの懸念が高まっているためだ。
BNPパリバ・インベストメント・パートナーズのグローバル・クレジット・ストラテジスト、マーティン・フリッドソン氏は電子メールで、「確立された信用の質に関する基準を逸脱することなく投資を継続することが困難な場合、ハイイールド債ファンドにとって資金の募集停止は責任ある対応だ」と語った。
米国も資金が離れれていく見たいだ!